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クラス昇降は落ちなければ良い


こういう言い方は本当は良くないのかもしれないのですが、実際にクラスはそう簡単には上がらなくなっているでしょう。

下がるのは割と簡単だが、つまり誰かが下がらないと上に上がれない、という状況になっているのです。これは塾にいるメンバーが固定化し、また上のクラスの定員が決まっていれば当然そういうことになる。つまりクラス序列というのは、ある定員がある限りにおいて、そういう分布がなされやすい。それが2年ぐらい続けばある位置に収束しやすくなるわけです。

そうやって収束したデータを提出して入試を受ける、というのであればまた考えるところもあるのだけれど、しかし入試は一発勝負です。過去が良かろうと全く関係がない。

その試験が出来るかどうかにかかっている。

だから、もはや新6年生は大きく落ちなければ良い、ぐらいに思っておいた方が良いでしょう。その分、一発勝負の準備を始めないといけないわけです。

これから先はクラス昇降に力を入れるよりも、いかに手を抜いて(ここも言葉が悪いなあ)クラスを維持できるか、を考えた方が良いでしょう。つまり時間を作って、入試に備えていかないといけないわけです。

クラス落ちしてしまうと、行きたい学校の志望校対策が受けられなくなる、など、いろいろ制約がある塾もあるでしょうが、しかし、大事なのはクラス昇降ではなく、入試対策です。

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