中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
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田中 貴(たなかたかし)
東京教育大付属駒場中・高を経て、慶応義塾大学経済学部卒業。元修学社(学習指導会)社長。退任後複数の塾のプロデュースを担当。フリーダムオンライン 主宰。 |
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第1ステップと第2ステップの学習方法の違い
算数の力をつける2ステップ学習法というお話をしました。
で、問題なのは、その学習法の違いが無視されがちだということです。
基礎や公式を学ぶときは、これは知識を覚えるのと同じです。もちろん理論的な理解は必要ですが、やはり暗記と同じようなところがあります。
例えば流水算で言えば、「下りと上りの差の半分が流速」とか、通過算で、2つの列車が向かい合って通過するときは
「2つの列車の長さの和÷2つの列車の速さの和」というようなことは、もちろん理論的にわかっていないといけないが、結局暗記の部分大きい。
ただ、第2ステップはこれと同じやり方で勉強してはいけないのです。すべてのパターンを網羅するなんて不可能ですから、これらの道具を使って、どうやって解くか、自分で考えないといけない。
この考える時間が今の子どもたちは足りないのです。ただ、たくさん与えられて、急がされているから、充分に考えられていない。だからできるようにはならないのです。
上位の学校ほど算数で差がつきます。だから考える力をつけないといけない。そのためにじっくり考える時間が必要なので、飛び級もひとつの手ということになるわけです。

今日の田中貴.com
なぜ塾はそんなに急がせるのか
フリーダムオンライン 中学受験チャンネル 2024 洗足学園 第3回 算数3(3)


で、問題なのは、その学習法の違いが無視されがちだということです。
基礎や公式を学ぶときは、これは知識を覚えるのと同じです。もちろん理論的な理解は必要ですが、やはり暗記と同じようなところがあります。
例えば流水算で言えば、「下りと上りの差の半分が流速」とか、通過算で、2つの列車が向かい合って通過するときは
「2つの列車の長さの和÷2つの列車の速さの和」というようなことは、もちろん理論的にわかっていないといけないが、結局暗記の部分大きい。
ただ、第2ステップはこれと同じやり方で勉強してはいけないのです。すべてのパターンを網羅するなんて不可能ですから、これらの道具を使って、どうやって解くか、自分で考えないといけない。
この考える時間が今の子どもたちは足りないのです。ただ、たくさん与えられて、急がされているから、充分に考えられていない。だからできるようにはならないのです。
上位の学校ほど算数で差がつきます。だから考える力をつけないといけない。そのためにじっくり考える時間が必要なので、飛び級もひとつの手ということになるわけです。

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