ワイドショー、スポーツ紙、女性誌などが絶対に書かない、書けない、触れないストーカー事件が明るみに出た。
大手芸能プロダクションは、スキャンダルを簡単に封じ込む。
書けば「ニュースをやらない」「出入り禁止にする」
番組に取り上げれば「スターを出演させない」などは当たり前。
さも、スクープのような話をする芸能レポーターらがいる。
実は定期的に芸能界のドンたちが、記者らを懇親会と称して「情報」をばらまくのである。
スクープが偏らないように振り分けさえする。
子飼いのようなもの。
芸能担当記者、レポーターらは意のままで、金魚のフンごとくの扱いだ。
時にはスポーツ紙、女性誌、テレビの人事にまで介入してくる。
亡くなった梨元勝や須藤甚一郎(現東京区議)ら、骨のあるレポーターは今では化石のようなもの。
業界に長くいれば「ああ、これはどの事務所から出た。あれはあそこか」と推測がつく。
当ブログ子は裏の裏を見ながら面白く視聴している。
【昨年度ミス・インターナショナル世界一に日本人で初めて選ばれた吉松育美(26)が、大手芸能事務所ケイダッシュの幹部(関連会社パールダッシュ社長の谷口元一を11日、威力業務妨害で警視庁に刑事告訴、あわせて東京地裁に民事提訴した】
上の報道は、吉松自身がブログで公表、さらに週刊文春に告白したのを他のメディアがなぞっただけのこと。
世界一の美女、しかも日本人が初めてグランプリの冠をとった歴史的な女性がストーカー行為に悩んでいる。
しかも、ストーカーは大手芸能プロダクションの幹部だ。
これ以上のニュース価値、スキャンダルはない。
にもかかわらず、報道されない。
吉松は自身のブログで谷口の名前こそ出していないが、ストーカー行為の恐怖を綴る。
タイトルは「心配してくれている皆様へご報告」
少々長いが一部省略して転載する。
『2013年のミスインターナショナル世界大会が東京で12月7日から開催しています。これから10日間、厳しい審査期間を経てミス達は17日に開かれるファイナルステージで世界一を決めます。私も世界一になったとき、前年度のミスからステージで王冠を受け取ったように、現役ミスは、世界大会の最終審査のステージで、新しいミスに王冠とガウンを受け渡して世界一としての役目は終わるのです。
私も審査期間の10日間ミスたちと共に行動し、17日のファイナルステージで、日本人初の世界一として最後の華を飾り、ミスインターナショナルとしての役目を終えるはずでした。しかし、たった一人のある男性からの脅迫と嫌がらせにより、私はミスとしての最後の役目を奪われてしまいました。
通告されたときは、一体何を言われているのか分からず、頭が真っ白に…。期待に答えることができない辛さで、しばらく涙は止まりませんでした。
ある男性とは、大手芸能プロダクションの幹部であり、芸能界やマスコミには影響力のある人物です。実は、私は1年前からずっと、つきまとい、嫌がらせ、脅迫、脅し、業務妨害を受けていました。じっと我慢し耐えてきましたが、彼の行為はエスカレートするばかりで、ついに私の夢の舞台まで奪われてしまいました…。
彼は、ミスインターナショナルの協賛企業に幾度となく、脅迫とも言える電話をしたそうです。そして、国際文化協会は大きなスキャンダルになることを恐れ、最終的に私に大会期間中はおとなしくするように判断を下しました。国際文化協会から「マスコミがミスインターナショナル以外のことで騒ぐと困るから、吉松さんは大会期間中、体調不良を理由に自粛してほしい。」と言われました。
たった一人の男性からも“女性”を守れない、いや、守ろうとしない現状はまるでストーカー問題が後を絶たない現代社会そのもの。国際文化協会のこの判断には、日本の「女性を守る」という意識の低さを象徴するようにも感じました。
そして、何よりも、体調不良という嘘を強要されたことが1番ショックでした。
先日行われた、ミスインターナショナルの記者会見の場にも私がいなかったのは、そのためです。やっと掴んだ大きな夢を一瞬にして、ハンマーでぶち壊された気分でした。この感情というのは、容易に言葉に表すことのできないものです。1年間、誇りとプライドを持って様々な活動をしたつもりです。最後はきちんと次のミスに王冠を渡したかった…。
私は、病気でも何でもありません。ミスとしての最後の義務を務めることは十分にできる体です…。
ただ、病気のふりをして、皆さんに対して嘘をつくなんてできません。自分にも嘘をつくつもりもありません。なので、正直にこの場を借りて皆様に報告致します。今年のミスインターナショナルの活動、そしてファイナルステージには私は出ることはできません。私の代わりに、今ミス達と共に行動しているのは2008年の世界一、ミススペインです。おそらく、彼女が17日のファイナルステージで私の代わりをしてくれるでしょう。
もちろん警察にも全て話はしています。しかし、私が期待していた行動、返答は残念ながらありませんでした。
彼は、両親にまで連絡をし、私が自殺をしてしまうようなことになる、と言いました。あの連絡以来、私は誰かから殺されるのでは、という恐怖で一人で外出すらできなくなりました。
私は幸い、24時間体制でセキュリティーがついているのですが、同じ恐怖を抱える多くの女性は私のようにセキュリティーがないと思います。そのような方を思うと、とても胸が痛い思いでいっぱいになります。
この1年間私の実体験を通して、パワハラ、セクハラ、ストーカー、嫌がらせ、脅迫等、女性がターゲットになりやすい問題に対して、日本はまだまた被害者が完全に守られていないことに気がつきました。最近でも、ストーカーに悩み、警察に相談したその日に女性が殺されたニュースも記憶に新しいです。
人の命が無くならなければ動けないシステム、もしくは何らかのアクションが無ければ被害者が守られないシステムを変えなければ、ターゲットにされた女性は安心した生活が送れません。さらには、また犠牲者が出てもおかしくないと思います。
きっと、私と同じ状況で一人で悩んでいる女性はたくさんいるはずです。女性が一人で警察へ相談しに行くなんて、本当に勇気を振り絞って、本気で助けを求めている時。これ以上の犠牲者を増やさないためにも、私は声を上げなければいけないと思いました。
ずっと考えていたことがあります。どうして、私は日本人初の世界一に選ばれたのか。選ばれた私の使命というのはきっとあるはずだと。
昔から、子供と女性のために何か活動したいと思い、1年間様々な活動を世界でさせてもらいました。今でもその思いは変わりません。私は自分の今ある運命を受け入れ、同じ悩みをもつ多くの女性のためにも、自分の問題をこのままにしておいてはいけないと思い、行動したいと思います。
少しでも社会にポジティブな影響がありますように。。。
少しでも恐怖に悩む女性たちの力になれますように。。。
週刊文春の取材にも応じました』
待てよ、この谷口元一という男は、5年目に謎の自殺事件となった
TBS川田亜子アナの時にも名前が浮上している。
告訴された谷口とはどんな人物か、次回のブログで記そう。
◆吉松育美(よしまつ・いくみ)1987年6月21日、佐賀・鳥栖生まれ。鳥栖高→聖心女子大卒。県高校総体100ハードル優勝。父・幸宏は400ハードル日本陸上選手権優勝者。身長171㌢ 3サイズ:88-61-90。モデル。趣味はマラソン。12年東京マラソンにも出場。
◆ミス・インターナショナル・コンテスト:ミス・ワールド、ミス・ユニバースに次ぐ大きな大会。「美のオリンピック」とも呼ばれている。資格は17歳から24歳までの独身。1960年にスタートし53年の歴史。“美を競う”だけでなく国際社会への貢献を目指す「平和と美の親善大使」。68年から日本開催(71年大会は米国ロングビーチ開催)70年は日本万国博覧会開催を記念して大阪で行われた。