
豪雪地帯で吹き積る雪にうんざりしている人たちには申し訳ないが、大阪にも待望の雪が降った.朝新聞を取りに出た時には殆んどなかった雪が夜明けとともに5センチほど積もって町の様相は一変した。早速カメラをもって家の周辺の写真を撮ってきた。丁度3年振りの降雪で珍しいことだ。スズメたちは行き場がなくて電線にとまってこれいったいどうなってんのと見下ろしていた、中には初体験のスズメもいるだろう。以楽公園では早速子供が真っ赤な頬をして雪と戯れていた、池のカモたちもいつもと違う風景のなか盛んに泳ぎまわっていた。普段と違う雪景色はいろいろと発見があって楽しい。
庇に積もった雪を搔き下ろそうとしましたが、案外重たく厄介でした。そうすると雪国の屋根に積もった雪かきはしんどいどころではないなあと実感しました。
高等学校に通う昭和30年の初め頃、冬ともなると最盛期には一晩で40~50cmの積雪で朝、家を5:00に表に出たとき道が無く、仕方なしに長靴の上端を縄でしっかり縛り、雪が入らない様にして這うようにして駅まで通常10分で行ける距離を40分も掛ってたどり着く過酷な事や又、豪雪で汽車が途中で止まってしまい2日間も閉じ込められて極限の体験をした事をまざまざと思い出し雪を見ると心底よりうんざりするのである。
新潟妙高市に在る実家も2~3日前にも書きました様に雪降しをすでに6回も行うなど、雪害は甚大な被害をもたらしています。この様なことで都会人が雪を見て喜ぶのは小生にとって理解が出来ない思いで一杯になります。それぞれ、無いものねだりで満足されるのでしょうが・・・・
その苦労は並大抵でないでしょう。