「トンボの目にいつも」登場する珍しい魚、きょうはご覧のシイラ、大きさは80センチもあろうかと思う大物だ。つるが産で値段は3,200円、頭はでっかくて特徴のある顔をしている。だいたい水面近くを泳いでいて流木の下や流れ藻などの下にいる、昔海釣りで釣れたことがあるが魚体は釣れた途端に鮮やかに変化して黄緑色になったのを覚えている。これは日本海産だがこれと一緒に並んでいるのがサワラだ、同じくつるが産で小ぶりだが値段は4,800円。瀬戸内ではお馴染みだが、最近水温の上昇に伴って日本海でも沢山獲れるようになって漁協ではサワラの食べ方のレシピを作って啓蒙に努めているとか。翌日には売り場を覗いたら早速シイラがお刺し身になって並んでいた。
きのうは「中秋の名月」旧暦の8月15日で例年ならもっと遅いのだが今年は1976年以来38年ぶりに早い中秋の名月を迎えたとか、そして正確には今日が満月だそうだ。こうして月を愛でることが出来るのも空に妨げとなる雲が無いからで。今年は本当に恵まれたと言える。古来人は太陽や月や惑星の運行によって暦を編み出し、日々の農耕や航海の指針とし、また花鳥風月とともに生き様を詩に詠んで暮らしの糧とした。