私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

阪神球団上場の是非

2005-10-12 10:09:48 | weblog
投資ファンドの村上世彰氏が阪神電鉄の持ち株比率を上げその
勢いに乗って阪神タイガースの株上場を提唱したことからその
是非が社会問題化している。
発想としては奇抜なアイデアではあるが、そもそも勝った負け
たの世界で純スポーツである野球チームの上場が果たしてなじ
むかどうか疑問である。
言っておくが私は阪神タイガースファンではないが、野球を愛
する一ファンとしてこの上場問題に関する限り敢えて反対する。
村上氏は
 ・上場はタイガースのブランド価値を高めひいては株主への
  増配につながる。
 ・ファンの賛同がなければ上場要求を取り下げる。
と言うのだが、株主とファンを同一視しているところに問題が
ある。こうなるとファンの賛同が得られなければ企業価値の向
上は望めないとの論理矛盾になってしまう。
各球団の熱烈なファンは選手やチームに自分には出来ない大き
な夢を託し応援しているのであって、その心は金で買うことは
できない。
「周到な計算家」「ばくち打ちの村上」と言われる彼が少年達
の夢であるプロ野球や甲子園を金儲けやギャンブルの対象とし
て位置づけ金(株)の力をバックに横ぐるまを押すようなこと
のないよう商道徳、仁義、信義誠実を守り今後の対応をしても
らいたい。