弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

指示を否認し 無罪となって 組長射殺も 薮の中

2006年11月22日 21時47分59秒 | 未分類
21日の富山地裁の無罪判決から。
殺人事件で死刑を求刑されていた被告人に無罪判決というのは、それだけで大ニュースのはず。しかし、各新聞とも記事が小さいか、そもそも取り上げてもいません。

(東京新聞22日朝刊から抜粋)
「組長夫婦射殺事件 元副組長に無罪」
 富山県高岡市で2000年7月、指定暴力団山口組系渡一家の藪中修平組長=当時(56)=夫婦が射殺された事件で、富山地裁の手崎政人裁判長は21日、殺人罪などに問われ、死刑を求刑された渡一家の元副組長栗原組夫被告(55)に対し、「共犯者の供述に信用性が認められない」として無罪判決を言い渡した。
 栗原被告は渡一家の元幹部幾島賢治被告(59)=1、2審死刑、上告=と共謀し、実行犯に射殺を指示したとされ、幾島被告の供述の信用性が争点になった。


予告するなら 自殺はするな この世に未練の 自白だろ

2006年11月22日 17時44分34秒 | 未分類
私もあの知事発言はいかがなものかとは思いますが、自殺は予告してするものではないと思います。
せいぜい遺書を残すかどうか。
それさえも残さずに自殺する例も少なくないので、そのような事案では裁判官は頭を悩ませます。

「パフォーマンス」で 「軽薄」に見え 「ふざけすぎ」だが 支持してる

2006年11月21日 22時09分22秒 | 未分類
これは、今年7月29日のある全国紙に載った、国民の「日本外交の印象」のアンケート結果を忠実に都々逸にしたもの。「踊る外交」と言われた頃だからこう評されたのも無理はない。それでも国民に支持されていたところが凄い。
この前の日曜深夜の日本テレビ系「ドキュメント'06」は「敗北外交」と題して日本の外交の敗因を検証したもので、見応えがあった。大事な交渉場面でつまらないギャグを飛ばして見下された事もあったとか。
次回の「裁きの重み・名張毒ブドウ酒事件」も必見。

こんなふうかと なっとうくしたよ またあいましょう あんこうる

2006年11月20日 00時36分22秒 | 未分類
この週末、先輩のお招きで「水戸黄門」ならぬ水戸訪問をしました。
名物の納豆と鮟鱇の料理を御馳走になった上、初対面の方々にも紹介していただき、なるほどと納得しました。
皆様ありがとうございました。またアンコールでお目にかかりたいと思います。

「ドーナッてるか!」と つけこむ弱味 出す金銭を 憎まんか?

2006年11月19日 02時05分06秒 | 未分類
17日の大阪高裁の逆転判決から。
「ドーナツ」だけではなく「ダスキン」と「肉まん」も掛詞にして入れてみました。
(18日の東京新聞夕刊から抜粋)
「契約解除は当然」ダスキン逆転勝訴 肉まん事件で大阪高裁
 ミスタードーナツの肉まん事件で、運営会社のダスキンに法定外添加物混入を指摘した大阪府門真市の貿易会社が、肉まんの製造契約を一方的に解除されたとして、約4億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は17日、ダスキンに約1億7千万円の支払いを命じた1審大阪地裁判決を取り消し、請求を棄却した。
 渡辺安一裁判長は「貿易会社は添加物混入の公表を恐れたダスキン側の心理を利用し、なし崩し的に契約させた。適正な企業運営のために契約を解除することは当然で、違法とはいえない」と判断した。
 判決によると、肉まん納入を目指していた貿易会社は2000年11月、使用が認められていない酸化防止剤が他社製の肉まんに含まれていることを知り、ダスキン担当者に「世間に知れたら社会問題になる。どうするつもりか」と指摘。ダスキンは同年12月、口封じのために製造契約を結んだ。
 

医師の卵に 深酒させて 救護せぬとは 断腸ね

2006年11月18日 17時59分33秒 | 未分類
14日の福岡高裁の逆転判決から。
(読売新聞から抜粋)
 熊本大学漕艇(そうてい)部の新入生歓迎会で1999年、相当量の酒を飲まされて急死した医学部1年の吉田拓郎さん(当時20歳)の両親(熊本県菊陽町)が、当時、漕艇部長だった山本哲郎教授(現医学部長)やOBら同席していた計19人を相手取り、1億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が14日、福岡高裁であった。
 西理裁判長は、請求を棄却した1審・熊本地裁判決を変更、山本教授ら8人に保護義務違反があったと認定し、約1300万円の賠償を命じた。
 判決によると、吉田さんは99年6月、熊本市の飲食店で開かれた歓迎会に出席。二次会でビールや焼酎の早飲み競争や一気飲みが行われて泥酔状態になり、別の学生のアパートの部屋に運び込まれたが、翌朝、死亡した。
 医療機関に搬送するなどの必要があるのに、吉田さんが運び込まれたアパートには深酔いした新入生以外に誰もおらず、「吉田さんの生命に対する安全確保という観点から問題があった」と判断。山本教授や当時の主将や上級生ら8人に過失があったと結論づけた。残る11人の過失は認めなかった。

美人女優が また「お笑い」と 結婚するのは なんでやねん?

2006年11月17日 00時58分08秒 | 未分類


ポストシーズン 来年からは 「クライマックス 御一緒に」

2006年11月16日 21時14分26秒 | 未分類
プロ野球「クライマックスシリーズ」どどいつ

1が並んだ ミリオンダラー 端数だけでも 分けて欲しい

2006年11月16日 00時17分07秒 | 未分類
松坂落札金額=5111万1111ドル11セント

一度でいいから 見てみたいもの ボストンバッグの 60億

2006年11月15日 22時02分29秒 | 未分類
「松坂,ボストン・レッドソックスへ行く」都々逸

50の蛸壷 作らぬように 情報交換 する判事

2006年11月14日 22時21分29秒 | 未分類
東京地裁民事部は50か部もある大所帯。
そのため、「裁判官の情報交換を進める中堅有志の会」という会もあり、年に何度か先輩裁判官の講演会などを開いている。今晩は事実認定の研究報告をうかがい、有益だった。
会の名称は、とかく目前の事件処理に追われて各配属部に埋没してしまいがちな中堅裁判官が横断的に、情報交換を積極的に行おうということにあるようで、私もなるべく毎回参加するようにしている。

一子相伝? 判事の魅力 教え子たちにも 伝えたい

2006年11月13日 22時50分12秒 | 未分類
島田仁郎最高裁長官の紹介記事(朝日新聞「ひと」10月17日)に、次の一節があった。

 長男も裁判官の道に。「素直にうれしかった。親の姿を見て評価してくれたのかと」

そういえば、裁判官の親子の例は少なくない。おそらく、日本の裁判官の仕事の魅力は身近な人にしか伝わりにくいからではないかと思う。
しかし、最近はロースクールの教官に現職・元職の裁判官が就任するようになって、打破されつつあるように感じる。教官が学生を連れて裁判所の見学に来るのは大歓迎している。

土俵の中心 世界の力士 愛をさけぶよ 「OH!相撲」

2006年11月12日 02時04分50秒 | 未分類
大相撲九州場所開幕記念どどいつ

罰金上限 5億を越すが 越すに越されぬ? 談合坂

2006年11月11日 21時59分21秒 | 未分類
10日の東京高裁判決から。
(毎日新聞から抜粋)
橋梁談合:罰金最高6億4000万円 8人有罪、23社計64億円--東京高裁
 旧日本道路公団や国が発注した鋼鉄製橋梁(きょうりょう)建設工事を巡る談合事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)に問われた橋梁メーカー23社と担当者8人の判決公判が10日、東京高裁であった。高橋省吾裁判長は、談合組織の幹事社だった横河ブリッジと川田工業にそれぞれ罰金6億4000万円(求刑・罰金8億円)、他の21社に同4億8000万~1億6000万円を言い渡した。同法違反の罰金額としては水道管ヤミカルテル事件で00年2月に同高裁がクボタに言い渡した1億3000万円を超え、過去最高となった。罰金総額は64億8000万円。
 独禁法で規定する罰金は最高5億円だが、これを超過しているのは旧公団、国交省の2事件が併合されているため。


心的外傷 後の殴打後の カルテ改ざん 後の賠償

2006年11月11日 17時25分21秒 | 未分類
8日の東京地裁判決から。
(毎日新聞から抜粋)
患者暴行賠償訴訟:PTSD患者殴りカルテ改ざん、医師に賠償命令--東京地裁
 国立精神・神経センター国府台病院(千葉県市川市)で心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療を受けた女性が、診察した医師に殴られ難聴になったとして、医師と国に約890万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、約150万円の支払いを命じた。野山宏裁判長は「医師はカルテを改ざんしており、改ざん部分を根拠に『正当な治療行為だ』とする主張は信用できない」と述べた。
 また、判決の中で、刑事裁判で行われているビデオリンク方式での女性の本人尋問が民事訴訟でも可能との異例の言及をした。