弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

次は弁護士 懲戒だけど 会で決して 頂戴ね

2006年09月20日 00時30分42秒 | 未分類
オウム松本被告の特別抗告を退けた前日(14日)に出た、次の内容の最高裁判決から。

ある事実関係が弁護士に対する懲戒事由に該当するかどうか、また、該当するとした場合に懲戒するか否か、懲戒するとしてどのような処分を選択するかについては、弁護士会の合理的な裁量にゆだねられているものと解される。

船頭弁護士 多すぎたのか? 松本山から 三途川

2006年09月19日 21時00分16秒 | 未分類
現代版「船頭多くして船山へ登る」どどいつ

「中年オヤジの 快挙」の投手 マサか年下 大ショック

2006年09月19日 00時20分01秒 | 未分類
16日の中日×阪神戦で、中日の山本(昌)投手がノーヒット・ノーランを達成した。41歳での達成は史上最年長。
中日ファンの私は、首位攻防戦で阪神にとどめを刺した事と合わせて狂喜乱舞していた。
しかし、翌朝の毎日新聞社会面の記事を見て複雑な心境に。
見出し「快挙 山本昌投手 41歳オヤジの星」
本文中「中年に大きな勇気を与える」
私より2歳(学年単位では3年)年下のマサ投手が「オヤジ」「中年」と当然のように呼ばれ、少なからずショックを受けた。
私はまだ「青年法律家」の端くれのつもりだったのに。

月曜祝日 ハッピーだけど 減って困るは 開廷日

2006年09月18日 21時38分04秒 | 未分類
今日は、いわゆるハッピーマンデーの祝日「敬老の日」。
とても結構だが、一部の裁判官には少し困る事態も生じる。法廷を使える「開廷日」が、月曜に割り当てられていると、年間を通じて他の曜日より4日も減ってしまうのである。私は高裁・地裁を通じ合議の開廷日が月曜だったので、日程が窮屈になった事も。
今年はたまたま、元日(日曜)の振替休日を除けば、月曜が祝日になるのはハッピーマンデーの4日間だけであるが、例年はそれ以外の祝日も何日かは日・月曜に当たるので、その分も開廷日が減る。

仕事頻繁 繁殖できぬ? ごもごもごもごも ごもっともー

2006年09月18日 11時52分47秒 | 未分類
今日の東京新聞・中日新聞の次の見出しの記事から。
「人気チンパンジー
頻繁TV出演 繁殖支障調査
環境省、違法の恐れ」

フジTV深夜の「チンパンニュースチャンネル」にキャスターとして出演しているチンパンジー(芸名ゴメス・チェンバリン)について、環境省野性生物課が「テレビ出演は繁殖期に入りつつあるチンパンジーに負担を強い『種の保存法』抵触の恐れがある」として調査を開始したという。
「人間界」も仕事が忙し過ぎる事がセックスレスから少子化の一因になっているという話があるが、このニュースをゴメス・チェンバリン自身はどう報じるのか。

「カールスルーへに 行くぞ」はドイツ? 「隼町」って どこですか?

2006年09月18日 00時19分52秒 | 未分類
佐藤岩夫教授の講演によると、違憲審査制のさらなる活発化と「裁判官統治」が進むドイツでは、立法過程における常套句として「カールスルーヘに行くぞ」と言うのが絶大な威嚇力を持つに至っているのだそうだ。泣く子も黙る?憲法裁判所の所在地である。
教授は、それに比べて日本では「隼町(はやぶさちょう)に行くぞ」と言っても全く迫力を欠くとオチを付けられた。
しかし、笑いは今一つだった。
講演後の懇親会で「隼町ってどこのことですか?」と質問して来る人もいた。

なんで日独 判事が違う? それは国民 違うから

2006年09月17日 20時29分30秒 | 未分類
昨日の講演会の第2部は、佐藤岩夫教授(東大社研)の次の講演だった。

〈司法のクオリティ〉と〈裁判官の独立〉―2つの課題にゆれる現代の裁判官

ヨーロッパ各国でも司法の効率化が図られているが、そもそも司法の「成果」とは何か、数値化できない「質」を重視すべきではないか、裁判官の独立と抵触しないか等が議論されているそうだ。
ドイツで問題とされた裁判官の例は、「デッカート事件」で極右政党党首を国民扇動罪で有罪としながら理解を示し執行猶予にしたもの。日本人との格差には愕然とする。

世が世であったら 長官なのに そうじゃないから ヒラ判事

2006年09月17日 18時06分44秒 | 未分類
昨日の名古屋での日本裁判官ネットワーク総会記念講演会は、まずまずの成功をおさめ、今日の中日新聞でも取り上げられた。
定年退官記念の講演をしていただいた原始メンバー裁判官の下澤悦夫判事(18期・1941年8月31日生・東大卒)は、現役合格で任官したため、同期のキャリア裁判官で現職は東京高裁長官ほか数名だけとの事。一度も部総括指名を受けず、岐阜家裁判事を最後に判事3号俸で定年退官。
明らかな冷遇にもかかわらず、一判事として裁判官人生を全うされた事に深く敬意を表します。

(中日新聞記事から)司法改革で講演会 裁判官ら、名古屋で
 現職の裁判官らでつくる「日本裁判官ネットワーク」は16日、司法制度改革を考える講演会を名古屋市中区のホテルで開いた。
 8月に裁判官を定年退官した同市在住の下沢悦夫さん(65)が40年間の経験から「年功序列といった裁判所内の古い体質を変え、民主化を図ることが司法改革の第一歩」と主張。司法が市民の身近な存在になるよう、各弁護士会が推薦した弁護士から最高裁が裁判官を採用する「弁護士任官」の推進などを訴えた。
 ネットは1999年9月に発足し、現在のメンバーは約20人。講演会は市民ら約50人が参加した。

司法改革 その昔には 司法反動 あったの世!

2006年09月16日 23時57分14秒 | 未分類
今日の名古屋での日本裁判官ネットワーク総会記念講演会は、予想を上回る参加者を集め、成功裡に終えることができた。
メンバー裁判官から退官したばかりの下澤悦夫さんと、佐藤岩夫教授の講演の概要は、10月1日更新の日本裁判官ネットワークのホームページに掲載予定だそうだ。
それにしても、最近の若手法曹は、「司法反動」と言っても何の事やら分からない人が大半みたいだ。

司法改革! 裁判官も ネットワークが 必要だ

2006年09月15日 20時32分08秒 | 未分類
日本裁判官ネットワーク総会記念都々逸。
いよいよ明日になりました。
16日(土)午後1時から、KKRホテル名古屋で、日本裁判官ネットワークの総会記念講演会を開催します。
内容は、原始メンバー裁判官で、先月末に岐阜家裁判事を最後に定年退官された下澤悦夫さんと、佐藤岩夫教授(東京大学社会科学研究所)の講演です。
皆様ぜひ御参加下さい。

詳細はホームページhttp://www.j-j-n.com/をご覧下さい。

日時:
9月16日(土)
午後1時~講演会(無料)
午後5時30分~パーティー(有料)

場所:
KKRホテル名古屋(旧称:三の丸会館)裁判所の向かいです

極真空手の 後継指名 署名欠いては 空手形

2006年09月15日 02時40分17秒 | 未分類
「極真会館」大阪地裁判決を題材に。
(朝日新聞から抜粋)極真会館館長名使用禁止判決 故大山倍達氏「後継者」に
 極真空手の創始者・故大山倍達(ますたつ)氏の後継者として「極真会館館長」と称するのは不当だとして、極真空手道場の運営者ら81人が同館長を名乗る松井章圭氏(43)を相手取り、名称使用の差し止めと約1500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が大阪地裁であった。佐賀義史裁判長は「松井氏を後継者とした大山氏の遺言書には署名がなく、現在も誰が後継者かについての決着はついていない」と認定。松井氏に「館長」の使用禁止と、大山氏から極真会館支部長に任じられた原告10人にそれぞれ慰謝料30万円を支払うよう命じた。


「何が悪い」か 分からず侮辱 こまった市議さん 拘留に

2006年09月15日 02時39分25秒 | 未分類
大月市議侮辱有罪確定(11日の最高裁決定)を題材に。
(毎日新聞から抜粋)
 飲食店の女性客を「デブ」とけなしたとして侮辱罪に問われた山梨県大月市議、小俣武被告(55)に対し、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は11日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。侮辱罪の法定刑で最も重い拘留29日とした1、2審判決が確定する。
 1審・都留簡裁判決(1月)などによると、小俣被告は04年9月30日夜、大月市内のスナックで、知人の男=科料7000円が確定=とともに、客として居合わせた20代女性に「おいデブデブ」「そんなに太ってどうするだ」「ドラム缶みていだな」などと言って侮辱した。女性の夫に注意されると「デブにデブと言って何が悪い」と開き直った。

人はゆったり 咲こうや長く 久しく人生 共々に

2006年09月15日 00時09分28秒 | 未分類
悠仁(ひさひと)さまの名は、「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいく」ことを願って命名したという。
それを、お印の高野(こうや)槇と共に、織り込ませて戴いた。

親王殿下の 名にあやかった 訳じゃなくても 親しむ王

2006年09月14日 00時04分31秒 | 未分類
秋篠宮ご夫妻の長男(親王)の名前が悠仁(ひさひと)と決まり、あやかった命名が増えそうだという。
私の名の「浩」も、皇太子(浩宮)誕生の昭和35年に8位から1位に急上昇した。私はその2年後生まれ。
会見では思い切った発言もされる一方で、受けを狙ったようなユーモアを披露されるのに親しみを抱く。いつか、ご挨拶のお言葉で、国民を爆笑の渦に巻き込んで戴きたいと希望します。
とは言え、私の「浩」は、父の名の下の一字をしりとり式に取ったもので、「あやかり命名」ではないそうだ。

「無料通行 宣言」しても 追い銭「罰金 100万円」

2006年09月13日 00時04分23秒 | 未分類
11日の横浜簡裁略式命令から。
(読売新聞から抜粋)「無料通行宣言書」に罰金100万円、結局大損?
 横浜区検は11日、高速道路の料金を払わなかったとして、横浜市港南区下永谷、会社員畠山典久容疑者(36)を道路整備特別措置法違反(不正通行)の罪で横浜簡裁に略式起訴し、簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出した。畠山容疑者は即日納付した。
 命令などによると、畠山容疑者は2005年10月~06年5月、横浜市保土ヶ谷区今井町の横浜新道今井料金所などで計13回、「無料通行宣言書」などと書かれた紙を係員に投げつけて、料金2600円を支払わなかった。