弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「ダムはムダ」だと 言われてしまう 「多目的ダム→無目的」

2008年04月21日 21時24分33秒 | 未分類
15日の朝日社説は、徳山ダムに厳しい批判を浴びせたものだった。
新しい回文「ダムはムダ」と、
新ことわざ「多目的は無目的」が浮かんだ。
「連帯責任は無責任」ということわざ以上に教訓的ではないか。

(朝日社説から抜粋)「徳山ダム―何のための半世紀だった」
 ため込む水は浜名湖の2倍という日本最大のダムが、岐阜県の山奥にまもなく完成する。いま最後の貯水試験の最中だ。
 徳山ダム。構想から50年余り、満々と水をたたえる人造湖を見て感じるのは、むなしさである。
 多目的ダムというのに、発電の施設もなければ、水道水や工業用水を取り込む設備もないままだ。「洪水対策に役立つ」というが、それだけならもっと小さなダムでよかった。
 長い年月、多額の費用をつぎ込んだがゆえに途中でやめにくいということだろう。だが、それでは無駄なものをつくり続けることになりかねない。
 発電、利水、洪水対策、さらには渇水対策。そんなふうに看板を次々にかけ替えて公共事業を守るのは、もうやめてもらいたい。そして、こんなお役所仕事が半世紀もの間、なぜ許されてきたのか。そのことも突きつめて考えたい。
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