久し振りの北海道の旅となりました。
今回は”福岡からの友達”を頼りに旅行を実施することができました。
第一の目的は、10年振りとなる十勝の友達に逢う事なのですが、
十勝の彼が”エコトロッコ”を運営していてそれに車椅子生活となった私が乗りたい。
と言うことを実現するための旅でもあります。
まず岡山からの飛行機が朝8:15発と無茶苦茶早いため、朝5:30起きで
タクシーが6:30の迎えです。
先週は土日と猛烈な台風20号が日本を襲い進路と日程が気になっていましたが、
幸い旅行には影響のない行程となり一安心。
千歳でレンタカーを借り、「いざ出発!!」なのに「あれ?エンジンがかからない、
どうしたら良いの?」と”係りの人を呼び”レクチャー!
何と”ブレーキを踏みながらエンジンをかけて下さい”ですと・・・
チョット不安もありながらスタートしました。
(面白過ぎて話が長くなり御免なさい!!)
ナビを頼りの旅の始まり始まり。。
まずは”トマムIC”をセットし”ルンルン気分”です。
時間は11:00なのでまずは、十勝の友達とトロッコ前に”腹こしらえ”で
蕎麦屋で待ち合わせ。
”トマムIC”からは国道38号線で「サホロリゾート/新得」方面に。
北海道の景色はやはり岡山とは別格です。 広い、山が遠い、畑がやたら大きい。
と、感動しながらも左車線を走っていると、右を乗用車、トラック等がビューン!ビューン!と あっと言う間に小さくなってー行く〽♬
「皆そんなにスピード出してると”捕まってしまうよ。私みたいに”」と、奥さまからの注意事項でした。
北海道だからなのでしょうか? 今回の旅のとちゅうでは度々起こったことなのです。
「ナビがだんまり」なのです。
千歳を出発してから運転手が何度も愚痴を言うのを聞くことになります。
「何かしゃべってよ~」「こら!道案内しろ!!」等と・・
本当に30分ほどしゃべらないことは、しょっちゅうでした。
「福岡県人だと思い、バカにしてるんやなかろうね~!」とも・・
分かれ道に出くわしても「し~~ン!」 「こら、ここでは仕事しろ!」
1日目には「無口なカーナビ」に慣れましたが・・・
トロッコのある場所を過ぎて10分程で ”新得蕎麦の館” へ。
友達が駐車場まで出てきてくれ、「いやー!とうとう来ちゃいました」と
挨拶を!!
新得のやや緑色をした新蕎麦を美味しく頂き、待望の 「トロッコ」 へ
何度もグーグルストリートでトロッコまでの道をシュミレーションしてきました。
いよいよ”本物”に御対面です。
この春、元仕事仲間のご夫婦が東京から来て既にこのトロッコに乗っており写真を送ってくれました。
何度となくホームページやら電話でもお話を聞いており 初めての感じ がしません。
皆に手伝ってもらいトロッコに乗車。(ペダルを踏むことが出来ないため”駅長さん(十勝の彼)”の運転です。)
トロッコ列車は4両あり車輪と台車以外は友達の手作りです。
(このトロッコも道内では中々手に入らないそうです。)
しかも、踏切、信号、鉄橋、ポイント切り替えシステム、まで全て本当の鉄道システムなみの動作をするのです。 これが全て手作りとは ”見事としか言えません”。
当初1周の運行が”お客の要望で”2周運行となったそうです。この時に追加された機構が
JR等の単線区間運行で使用されている”タブレット運行”と”ポイント切り替え”を取り入れ2周運行が可能となったのです。2周目の出発時、目の前でポイントが動き2周目のコースに入りますが、動いているのを間近にすると感動でした。
当日は風がやや強いにも関わらず66才の大人?初老?がワイワイと楽しく、元気になりました。
<トロッコの”警報”は本物の列車で使用されていた物を使用しているとの事>
これが”手作りのトロッコ”です(後ろに見える青いトロッコも)。 エンジンは2人力。定員5名です
後ろの🚂は本物です。マニアにはたまらない汽車らしいです。
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このトロッコのホームページはこちら>>>
<十勝のケーキ>
道外から来た我々3人にとっては、北海道土産と言えば”白い恋/六花亭・マルセイバターサンド”当たりだと思うが、地元では”六花亭”よりも ”柳月” が人気とか。(広大な畑の中に突如としてでっかいビルが出現です)。
「博多人の不満」
車の中でお土産の話が出た時、博多人にとっては許し難いことの代表格が「2つ」
1つ目:現在東京土産として名が通っている「銘菓ひよこ」
これは元は「博多銘菓」だったよね~!と話題になり、昭和2~30年代世代でこのお菓 子を知っている人間にとっては「東京に取られた」と言う思いが強くあります。
僕も仕事で関東で働き始めたころ「ひよこ」と「チロリアン」が関東のお菓子になってい てビックリ!! 皆して憤慨です。
2つ目:漫画のサザエさんです。長谷川町子さんの「サザエさん」は始まりは博多の”姪浜”生まれで、新聞に掲載が始まったのだよと、奥さまから苦情です。
たしかにこの話題は僕も利いたことがあります。東京の”用賀”には「サザエさん通り」があると聞いたような気がします。
<十勝川温泉>
世界で2個所しか湧出していないと言う「モール温泉」。
以前、十勝川温泉で他のホテルの温泉に日帰りで入ったときには感じなかった”ヌメヌメ感”、”つるつる感”が今回はすさまじいのである。
極端な言い方では「鰻のぬるぬるを少し優しく」した様な肌感覚です。
2人に支えられ露天風呂に入ることができました。もう温泉には生涯入ることはないと考えていただけに <2人には感謝!、感謝!> です。
露天風呂では、職員の方が温度をチェックに来られ「良いお湯ですね!」と声を掛けると
「モール温泉はドイツとここの2個所だけです。」と
また、「以前台風で十勝川が氾濫した時にはこの露天風呂も泥で埋まり、ロビーも床上20cmほどまで水が上がって来て今も柱には水跡が残っている」と話してくれました。
部屋も車椅子で動ける広さがあり快適でした。
<ここのホテルを指定したのは、トロッコの駅長です。>
このホテルから「”トロッコのパンフレット”を置いて欲しい」との依頼があり、一度しっかりとホテルを見て見たかったとのことで。
ホテルの部屋から ”十勝川” 、 ”十勝中央大橋” を望む。 ここは 音更。
・付録情報
付録1.
「十勝大橋」(この橋とは別?)の袂では、「十勝大花火大会」が毎年催され、大賑わいです。
北海道帯広市で開催される、全国トップクラスの花火ショー。十勝川河川敷で、音楽・照明・花火が一体となったエンターテインメント性の高い花火が繰り広げられる。(主催者コメント)
この状況は”インターネット”、”ラジオ”で生中継されます。
付録2.
今11月に入りました。
友達の内の近くの畑、川には「白鳥の群れ」が既に飛来を始めており、
家の中にいても「パフ!パフ!」と飛びながら鳴く声が聞こえるそうです。
(この”パフ!パフ”は友達が言ったのですよ。僕は”パフ!パフ”と言えば「ドラゴン・ボール」の亀仙人しか思い浮かびませんが・・・)
もっと11月も深まると、白鳥の群れは屋根をカスメテ飛ぶ様になり飛ぶ時の
”羽音”までがバサ!バサ!と聞こえると言う 岡山に居ては考えられない事 が体験できる、”何て素敵な/羨ましい”ことなのでしょう。