面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

有終の美醜

2010年03月21日 | 野球
広6―10神(21日) 金本が3ラン、鳥谷2本(共同通信) - goo ニュース


クリーン・アップ揃いぶみのアーチ競演で広島に圧勝したオープン戦最終戦。
「終りよければ全てよし!」と安心できない気がかりな点がある。

今日も先発の能見がピリっとせず、5回を投げて8安打5失点。
内野のエラーが絡んだこともあって自責点は2点とはいえ、やはり取られ過ぎ。
ホームラン連発で打ち勝ったから良かったものの…という試合である。

ここ数試合、先発投手が次々と炎上し、大量失点が続いている。
今日も先発の能見と中継渡辺で6失点。
これでは、投手陣と城島との呼吸が合っていないかのように見えてしまう。
そして8回の守備から、城島に代わって矢野が出てきた後は無失点。
たった2イニングだけのこととはいえ、「やっぱり矢野の方が…」という不協和音が出てこないとも限らない。

先日の広島戦で大量失点した後に城島が、
「ストレート狙いの広島に、自分のリードが合ってしまった」
とコメントしていたが、それが単なる広島を試した結果であれば心配はない。
しかしあまりにも失点が多過ぎ、これではピッチャーの方が自信喪失につながりかねない。
それでも、相手を油断・幻惑させるために、投手と共に仕組んだ“罠”であるというのなら安心できるのだが、果たして真相はどうか。
オープン戦終盤の失点続きに対する心配が、単なる杞憂であってくれることを祈るばかり。

それにしても、勝つときは豪快に打ち勝つ試合が目立つように思うのは気のせいか?
大味な試合ばかりで、競り勝つ、あるいは守り勝つ試合が印象に無いのは、やっぱり気がかりだ。

ちなみに、今日もオリックスは勝った。
それも、試合終盤からの投手リレーが見事にハマった。
7回から元エース小松、8回は元リリーフエースの加藤と、相手の反撃意欲を削ぐべく、力のある投手をつぎ込んでいったところは、かつて藤川を中継ぎ一番手として始まったJFKの再来を見るようだ。
明確に「勝つ」ことにこだわった投手起用に、岡田監督の“らしさ”が見えて、懐かしくもあり、また…

真弓監督の“カラー”は、どこにあるのだろう?



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