ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

深い呼吸によって逆腹式呼吸が自己免疫力を持つ理由を感得する

2009-12-01 08:52:20 | 逆腹式呼吸
 胡坐を組んで吐く息を出来るだけ長く吐きながら、静かに座禅を行っていますと、イメージで体の中へ吐く息が、体中に点在する経穴(鍼とか灸のツボ)から、出て行くのが感じられるはずです。

 ゆっくり息を吐きながらイメージしますと、自分がイメージするように体の中の気が、動くのが感じられるようになります。 イメージで体の中に息を吐きますと、息は実際はわずかずつですが、鼻から出て行きます。 ところが体の中や宇宙にある気が、体の中へ吐くイメージの過程で、同時に入っていくのです。

 体の中へ入っていった気は、基本的には体の中へ溜まることはありません。 経穴という気を調節する弁から、排出されるのです。 何故、病気になった時に鍼とか灸をツボに施術するかといいますと、関心があった紀元前の中国の皇帝が、人体実験を重ねて病気とツボの関係を、調べたといわれています。

 体のどこかに異常があると、そこに関係するツボの調子も悪くなります。 したがってそこに体の中へ入っていった気が、滞留することがあります。 私自身は、息を体の中へ吐いていったときに、もうこれ以上息が体の中へ入っていかなかったことがあります。

 そんなことが何日か続いた後、そこのツボに限界が来て開いたせいなのか、ぷーんと、ちょっと焦げ臭いような臭いがしたことがあります。 ものの本には、逆腹式呼吸が自己免疫力を高める呼吸法だと書いてはありますが、何故、そうなのかは書いてはいません。 自分自身の座禅を通して、その理由を感得した瞬間でした。