ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

光を浴び光に包まれ自ら光る

2008-07-20 09:11:25 | 座禅
 体の中へ吐く息だけに、意識を集中できるようになったならば、脳も適度な刺激を受けてとても気持ちがよくなるようになったならば、今度は逆複式呼吸を行いながら、イメージの世界に挑戦してみます。

 朝日のような穏やかな温かさを持った光を、イメージしてみます。 その穏やかな光を、全身に浴びるようにイメージします。 とても快い気持ちのいい光を浴びています。

 次に、その光の中に自分が入って、光の中心にいるイメージです。 体中を光の放射を浴びて、とてもよい気持ちになります。 しばらくその状態を維持します。

 次に、その光と一体になり、自らも光輝くイメージをします。 光を浴び、光の球に入り放射を浴び、自らも光と一体になり光り輝く、そのイメージを繰り返し繰り返し行います。

 光のイメージを行うと、体に微妙な変化を与えます。 改めて、光というものは、特別なものだと感じるはずです。 

 

朝日を浴びてみよう

2008-07-19 07:09:10 | 座禅
 もし自宅のそばで、朝日を浴びれる場所があれば、浴びてみましょう。 地平線から静かに上がってくる太陽、穏やかで温かい太陽の光を浴びます。

 肩幅に両足を開き、肩の力を抜いてリラックスします。 太陽に向かって立ち、目を瞑って逆腹式呼吸を行います。 口を閉じ鼻だけで息をします。 

 下腹をへこましながら息を吸います。 鼻で息を吐くことを一切忘れ、息を体の中へゆっくりと、10秒以上かけて吐いていきます。 息を体の中へ吐きながら、太陽のエネルギーを、ありがたく頂戴するような気持ちを持ちます。 

 体は少しずつ太陽のエネルギーをもらいながら、だんだんと温かくなってきます。 朝日の光を浴びるということは、とても大切なことです。 何日間か続けるうちに、おでこの真ん中にある天目が開き、太陽のエネルギーが目の形をする部分から、入っていくのを感じるようになってきます。

 特別なことをしなくても、太陽は私たちみんなに、平等にその恵みを与えてくれるのです。 私たちも、いつも太陽のようでありたいと思っています。 

 太陽は私達にその持っているエネルギーを与えてくれますが、お月さまは、逆に私達のエネルギーを吸収しますので、間違ってもお月さまに向かって、リラックッスして呼吸法などは、行わないように願います。 

 逆複式呼吸や座禅は、私達にいろいろなことを教えてくれます。 楽しんでください。

そのとき丹田が動き始めた

2008-07-18 08:00:44 | 座禅
 ひとり私の体の中へ吐く息だけが聞こえたらしく、大学の級友の声かけではじめた週1回の座禅(静功)の会が、3回目に終わった帰り道で、友人から「もう少し静かに座禅をしなさい」と、注意を受けました。 

 生まれて初めて行った座禅の初日に、百会が活性化して、頭の周りに電子の輪ができたような感覚になって、なんとなく真剣に取り組んでみようと、日常的なあらゆる場所、時間に、目を瞑っては逆腹式呼吸をやっていました。

 体の中へ吐く息を、下腹にあるとされている臍下丹田へ、体の中を通って吐いていく。 丹田が活性化するように念じながら。 けれど、体の中を通っていくと、具体的に臍下丹田がどこにあるか分からず、深く呼吸ができるようになったある日、丹田を外部から、斜め上から見るように下腹を、感覚的に見るようにして、座禅を行いました。

 何日間か、そのような感覚で外から下腹を見るようにしていたら、突然、下腹の臍下丹田が心臓のように、動き始めたのです。 丹田が動くことも知りませんでしたので、ちょっとびっくりしましたが、普段の座禅を通して、自然の動きに任せる、自然の摂理に従う気持ちを持っていましたので、そのまま布団の中で上を向いて寝、その動きにすべてを任せました。

 30分ぐらい丹田が動いた後、今度はその鼓動が足の太ももの上辺りに、移りました。 同じように20分ぐらい続いた後に、今度は足のかかと辺りに、その鼓動は移りました。 その鼓動もやがて、しばらくすると収束しました。

 後で考えてみると、自発動という体の中の気が、充実して勝手に動き出すものだったようです。 私の場合は、丹田をも動かし始めたということでしょうか。

 当時は、テレビに向かって胡坐を組み、目を瞑っては音だけ聞きながらも、逆腹式呼吸を夢中になって、行っておりました。 時間さえあれば呼吸法を、実践していました。 そのためか、座禅のときでも、隣室で家族がテレビを見ていて、その音が聴こえる座禅のときでも、体の中へ吐く息だけに、意識を集中できたのかもしれません。 座禅に集中できたのです。

 そんな経過の中で、丹田が動き始めたのでした。 意識を体の中へ吐く息だけに、集中できるようになれば、きっと何かが変わってくるものと、今でも感じております。 座禅を、呼吸法を楽しんでください。

調子が悪いときには寝ながらの呼吸法を

2008-07-17 06:22:46 | 逆腹式呼吸
 私が座禅をはじめた10年ぐらい前から、逐一、私の体の変化を話してきた友人にも、早くから座禅をやったらどうですか、と話してきました。 糖尿病になりかけて薬を飲むようになり、それを治すのに何かご自分でも、やっていますか、薬を飲むのは、何もやっていないのと同じですよ、とも話してきました。 朝方、起きたらそのまま、座禅をやってみたらどうですか、などといつも、ことあるごとに話してきました。

 最近になって、やる気が起きたようで、30分ぐらいの座禅を始め、リズム良くできるようになると、頭に電子の輪のようなものを感じると、話してくれたりしていました。 そのせいか、思わず競馬で10万馬券が2度もでたり、それも間違えて買った馬券がです。 私は、友人には、宇宙の叡智が真面目に座禅に取り組んでくださいよ、といっているんではありませんかと、友人にも話しました。

 このところ、若い頃から、調子が悪くなると胃が痛くなり、その持病が出てきて、座禅が出来ないということでした。 友人には、病気で苦しんでいる人のために、寝ながらの呼吸法に取り組んでもらいたいと、願っています。

 低い枕にして、上を向いて寝ます。 両手の親指をお臍の上にそっと置き、布団を掛けて寝ます。 目をつむり口を閉じて、鼻だけで呼吸をします。 下腹を凹ますようにして、息を吸います。 ゆっくりと10秒以上掛けて、息を体の中へ(下腹に向けて)吐いていきます。 のどから気管支を通って、お腹を通り下腹に入っていくようにイメージして、吐いていきます。

 無理に座禅の形でなくても、寝ながらの呼吸法でも良いのです。 ましてや、病人は自宅や病院のベッドの中で、寝たきりです。 日がな一日ベッドの中でいるんであれば、気分晴らしに寝ながら、逆腹式呼吸をするのも、悪くはありません。 何しろ、逆腹式呼吸法は自己免疫力が、知らず知らずのうちに付くんですから。 リズム良くスムーズに呼吸が出来るようになればですが。

 病人はいつも気分が良いわけではありません。 多分、気分が悪い時間のほうが、長いのではありませんか。 友人には、そのような状態にある人のために、是非、体の調子が悪くても、寝ながら呼吸法をやることによって、体の調子を取り戻せることを、実践の中で示してもらいたいと思っています。 

 どちらかというと、顔色もあまり良くはありません。 やはり時々、胃痛をもたらす神経的なものなのでしょうか。 それを寝ながらでも良いから、払拭をしてもらいたいと願っています。 

 私が座禅をはじめた当初、昼夜を問わず場所を問わず、年がら年中、目をつむり逆腹式呼吸の練習をしていました。 寝る前に入るお風呂は、湯面がお臍のちょっと上になるように入る、半身浴でした。 全身汗びっしょりになって、体全体が活性化した後、下腹を充分暖めた後に、布団の上で低い枕をお尻に敷いての座禅です。

 部屋の電気は消して暗くなりますが、隣からはテレビの音が聞こえてきます。 そんな中での座禅でした。 疲れて眠くなったら、さっさと寝ます。 早速寝ながらの逆腹式呼吸の開始です。 知らぬ間に寝てしまい、気がつくと朝です。 気分も爽快で、前日座禅時間が足らないようであれば、早速起き抜けに、そのまま座禅を1時間行います。

 生まれて初めて坐禅を行った日に、百会が活性化し、1ヶ月半で臍下丹田が活性化して、心臓のように鼓動をはじめ、小周天も通ったのも、もともと気を感じやすかったのかもしれませんが、上記のような取り組みを行った結果なのかもしれません。

 友人には、からだの調子が悪いときでも、多くの人のためにも、範となるべく寝ながらの呼吸法に挑戦し、自らのからだの調子の悪さを、克服してもらいたいと願っております。 

地元密着の銀行を改めて知る

2008-07-16 12:30:52 | 時事
 昨日は、事務所の改装工事を終え、オーナーが関係者を招待して、ささやかなパーティーが行われ、隣り合わせたのが、地元密着型の銀行の支店長さんでした。

 企業に貸し付けるのに、財務諸表は当たり前のように見るが、それ以上に重要な点は、オーナーの考え方や気質を見るということでした。

 私自身は、今まで都市銀行の方としか、お付き合いがなかったので、改めて地元の企業を大切にする姿勢を、感じたしだいです。

 今は、貸付金利や預金金利も、企業によって個人によって、ばらばらでありその取引具合や、その企業内容により、金利が変わってくるということを聞き、その多様性を改めて知りました。

 都市銀行は、担当者が数年で変わったり、銀行の考え方が変わると、すぐ私達にその豹変振りを、現すのがすべてでした。 その点、地元密着、地元企業の育成などを旗印に、営業活動をされる銀行の考え方を知って、考え方がちょっぴり変わってきたのかなあと、感じたしだいです。

 当日 禅宗のお坊さんも参加されていて、若い頃 本山で修行をされているころ、坐禅には余り積極的には、できなかった話をされ、坐禅の真髄しらぬままに、座禅を軽んじる発言があったのは、残念でした。 布施や戒名の話では、とても高尚な話し方をされていただけに。

座禅を通して感得することがとても大切

2008-07-15 09:12:24 | 座禅
 吐く息を体の中の臍下丹田に向けて、ゆっくり10秒以上かけて吐いていく逆腹式呼吸。 呼吸がスムーズにリズムよくできるようになり、体の中へ吐く息だけに、意識を集中できるようになって、座禅時間が1時間が過ぎようとするころには、雑念は生じず、深く座禅に集中できるようになります。

 そのような座禅が続くうちに、体の中の気が滑らかに流れるようになり、自分では分からないかもしれませんが、脳をやさしく刺激し、癒してくれます。 なんともいえぬ至福感を、味わうことになります。 この至福感は、セクシャルな喜びを超えた崇高な喜びを、もたらしてくれます。

 日常的なストレスや困難な問題からをも解放し、新たな生きる元気や、物事に対するやさしさを、感じさせてくれるようにもなります。 

 本来、座禅中は雑念は沸いてはいけないことになっていますが、そうはいっても私達は人間ですし、ふと日常的な問題解決しなければならないことが、頭をよぎります。 そんな時は、無理に振り払おうとせずに、どのように考えればよいかを考えて見ます。 すると、宇宙の叡智がそっと答えのヒントを与えてくれるはずです。

 私達は、心身ともに静かな状態で、物事を考える癖がついていません。 座禅で深く集中できた状態になれば、きっと今までとは違った感覚を、覚えることでしょう。

 座禅とは何か?などと難しい哲学的な話や、研究者の話はそちらに任せておいて、私達はむしろ、直接、座禅を通して感得できることのほうが、自分にとっても得ることのほうが多いのではないかと、常々思っています。 ですから、ただひたすら座禅、只管打座という言葉がすきなのです。

慣れたら息音を立てるから静かに変化させる

2008-07-14 06:45:49 | 逆腹式呼吸
 逆腹式呼吸を行いながら、座禅を行いますが、はじめは体の中へ息が入っていくのを実感するために、喉で息音を立てながら吐いていきます。 「スー」とか「ウー」とかの音を出しながら。

 呼吸が深くできるようになったならば、1時間以上の座禅ができるようになって、とても気分爽快になるようになったならば、今度は息音を立てない呼吸をやってみます。 殆ど息音が聞こえないように静かにです。

 息音を立てないように1時間の座禅を行って、同じように深く座禅ができ、なんともいえぬ気持ちのよさを(至福感)、感じられるようになったならば、自分の呼吸を改めて振りかえって、見てみましょう。 そのとき、殆ど肺呼吸をしていないのを、感じることになります。

 吐く息を体の中へ吐いていく逆腹式呼吸を行っていきますと、はじめは肺呼吸を行っているつもりでも、知らず知らずのうちに、気の呼吸の訓練をすることになっています。 息をゆっくり吐きながらイメージすると、イメージしながら(息を体の中へ吐くという)息をゆっくり吐くことによって、体の中の気が動きます。 そのうち、深化の過程で宇宙の気をも、動かすことになります。

 座禅を通して、宇宙の気を感じるようになります。 私は、出発は気功の静功(座禅)でしたが、禅宗の座禅とも求めるのは同じであると感じています。 道元禅師の普勧坐禅儀にも、舌を上の歯の付け根につけなさいとの記述があります。 このことは、体の気の循環(小周天)を考えた内容になっているのです。

 私は、改めて宇宙の気を感得することによって、宇宙の叡智との接触ができるのではないかと、常々感じております。 気感は特別なものではなく、私達自身がお母さんのお腹の中にいたときに、感じていたものであって、特別なものではないと思っています。 呼吸法という手段によって、本来持っていたものを、取り戻しているだけのものではないかとも感じています。 

 私達は、お母さんのお腹から生まれ出た瞬間から、「おぎゃー」という泣き声とともに、気の呼吸から肺呼吸に、変わっていっただけであると思っています。 さー、座禅を楽しんでください。

意識しながら息をゆっくり吐けば気も動く

2008-07-13 16:47:47 | 逆腹式呼吸
 吐く息を体の中へゆっくり吐く逆複式呼吸。 臍下丹田に息を送り込むように、臍下丹田が活性化するように念じながら。 息を吸うときは下腹が凹み、息を体の中へ吐くときには、下腹は出っ張ります。

 口を閉じ鼻だけで呼吸をします。 吸うときは吸うことを意識しても構いませんが、吐くときには鼻で吐くことは一切忘れ、ゆっくりと10秒以上掛けて、体の下腹のある臍下丹田に向けて吐きます。 体の中へ息が入っていくのを確かめるように、息音を立てながら吐きます。

 息を出来るだけ吐ききるつもりで吐きますが、全部吐ききってしまうと苦しくなりますので、そのちょっと手前で止め、またスッーと下腹を凹ましながら鼻から吸います。 慣れてくるに従い、鼻からも吸うのを忘れ、下腹だけが凹むようになってきます。

 逆腹式呼吸は、息をゆっくり吐くときに、呼吸に慣れるに従い、肺呼吸の空気が体の肺の中へ入っていくだけでなく、宇宙の気が入っていくのを、感じることが出来るようになります。 私たちは意識しながら息をゆっくり吐くと、自分の体の中にある気も動くことを知ります。

 呼吸がリズム良く深く出来るに従って、息を体の中へゆっくり吐いたときに、入っていった空気(気)が、体の経穴(鍼とか灸の気のツボー気の流れを調節します)から出て行くのを、感じるようになってきます。 体の前部は肉があるので感じにくいのですが、背中の骨と皮膚がくっついている部分で、気が出て行くのを感じます。

 呼吸法を始めるときには、初めは空気の出し入れをしていたつもりが、自分では分からないでしょうが、知らず知らずのうちに気の呼吸の練習をしていたことに、気がつくはずです。 そのためには、30分の座禅時間では、これから深く座禅に集中しようというときに、止めてしまうわけで、いつまで経ってもその先に進むことは出来ません。 最低でも1時間の座禅時間が必要です。

 私自身は、禅宗の座禅の作法は、それぞれ意味があるものとは思っておりますが、あまり初めから作法にこだわらなくてもよいと感じています。それよりも、いかに意識、精神を1点に集中できるかが、重要だと思っています。 改まらず、こだわらず、日常的に呼吸を続け、座禅の時には意識が集中出来れば、それ以上のことはありません。 まず呼吸がスムーズに、リズム良くできるようにちょっとした時間、場所を問わず、チャレンジしてみてください。

 きっと宇宙の叡智が、貴方の来るのを待っているに違いありません。 楽しんでください。 

座禅は脳と心のエクササイズと考える-2

2008-07-12 11:21:59 | 座禅
 気功の言葉で、「入静」という言葉があります。 体の中の活動がほとんど停止するか、それに近い状態になることです。 呼吸もしているかどうかも、分からない状態になります。 体の中を流れる気も、その流れをゆったりとさせ、滑らかに流れてきます。 体と宇宙が一体になる感じがします。 体中の気のツボ(経絡)が開き、体が宇宙に溶け込むような、雰囲気を体感することになります。

 口を閉じ鼻だけで呼吸をする呼吸法。 その中でもお腹を凹ましながら息を吸い、吐く息を体の中のお臍のちょっと下にある臍下丹田に、向けて吐いていく逆腹式呼吸。 体の中へ息が入っていくことのみに意識を集中させます。 自然と集中します。

 逆複式呼吸に慣れるに従い、さらに意識は体の中へ吐く息だけに集中し、次第に深く呼吸ができるようになってきます。 30分の座禅時間では、これから深く座禅ができるようになるところで、中断してしまうのと同じです。 私自身は、座禅を始めた当初から、1時間は座禅をしており、体の中の気も45分から1時間経たないと、滑らかな流れになってきません。 30分ではまだ動きに硬さが見られます。

 座禅仲間の一人が、やっとここに来て、1時間以上の座禅を続けるようになって、深く集中でき、その結果としてとても、気分的に爽快になったとはなしておりましたが、そのことは、誰でも意識を集中でき、なおかつ1時間以上の座禅ができるようになれば、そうなることなのです。

 私たちは、喧騒の中で毎日の生活に終われ、なかなか落ち着いて物事を、考えにくくなってきているのが、現状です。 逆複式呼吸も、始めはのどで息音が聞こえるように、体の中へ吐いていきますが、深化の過程で、息をしているかどうか分からない状態までに、達することができます。 そこまで意識を集中できるのです。

 脳を宇宙の気が、優しく刺激し、癒してくれます。 その感覚は至福感をもたらします。 座禅仲間の友人も、最近になって、あまり物事にこだわらなくなったと話してくれます。

 体を動かすエクササイズは、私たちの目に見える形で、変化が分かりますが、一方、座禅は目には見えませんが、確実に自分自身で感得できるものなのです。 呼吸に集中し、深く座禅ができるようになれば、早晩、体にも微妙な変化をもたらします。 変化を喜び、楽しみながら座禅を続けていくと、今まで見えなかったものが、感覚的に分かってくるに違いありません。

座禅は脳と心のエクササイズと考える

2008-07-11 10:33:28 | 座禅
 私自身は、座禅(静功)を始めた当初より、1時間以上の座禅時間を当たり前のように、やってきましたが、座禅を始めようとしたりする人にとっては、ちょっと抵抗があるかもしれません。

 始めたころは、足もしびれたり首が凝ったりしましたが、慣れるに従い足もしびれなくなってきます。 また呼吸が深くできるようになれば、1時間はあっという間に、過ぎてしまいます。

 最近になって、一日24時間のうち、1時間ぐらい呼吸法を行いながら、静かに座禅を行うのも、いいもんだなあと、つくづく感じるようになってきています。

 体の中へ吐く息だけに、意識を集中する逆腹式呼吸を行いながら、時間の経過とともに、45分から1時間経てば、体の中の気の流れも、ゆったりと流れるようになり、脳細胞をやさしく癒してくれるようになり、日常的なストレスも解消し、問題解決のヒントを、そっと宇宙の叡智が教えてくれます。

 座禅は理屈ではありません。 理屈が先行するものではないのです。 座禅の実践を通して、自分自身が感得するものなのです。 そのために、日常生活のあらゆる時間を使って、逆腹式呼吸に慣れてしまってください。 

 呼吸がスムーズに、リズミカルにできるようになれば、1時間の座禅時間も、普通のことと受け取れるようになります。 座禅に集中できるようになれば、自然と体にも変化が現われ、何かを感得できるはずです。 ひたすら座禅。 「只管打座」、好きな言葉です。