ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

出来るだけ長く息を吐こうと思えば初めに大きく息を吸うのが自然です

2019-02-13 06:29:31 | 逆腹式呼吸

私たちは生来、呼吸を意識することは、ありませんでした。 それでもラジオ体操を行う時には、最後にゆっくりと深呼吸を行なって、終わります。

静かに息を吸ってから、ゆっくりと息を吐くことを繰り返します。 その深呼吸を思い出しながら、改めて長く吐く呼吸を行なってみます。

出来るだけ長く息を吐こうと思えば、はじめに息を大きく吸うのが自然です。 一般的な禅宗の腹式呼吸ーはじめに息を吐き出す呼吸法を忘れて、初めに息を大きく吸います。

胸は拡がり下腹は、ごく当たり前に凹みます。 今度は息を出来るだけゆっくりと、長く吐きます。 吸い込んだ息を出来るだけ目一杯に吐きます。

全部吐き切ってしまうと、苦しくなって後が続きません。 全部吐き切る寸前で軽く息を止めて、また大きく息を吸います。 息を吐き切る寸前の姿は、肺も下腹も、元の姿ー大きさになっているはずです。

大きく吸い、出来るだけ長く吐く、この呼吸を繰り返すだけで良いのです。 息を吐くときには次第に、イメージで息を体の中へ吐き入れるようにします。

この息を吐き入れることが、結果的に私たちの生来持っていた気の通る道ー経絡を刺激することになります。 息をイメージで体の中へ吐き入れるときに、息は少しずつ鼻から出て行きます。

イメージで息を体の中へ吐き入れた時には、実際には宇宙に無尽蔵に存在する気が、経絡の中へ入って行きます。 経絡の途中にある鍼や灸で知られるツボを刺激します。

ツボは気の通りを調節する弁です。 このツボは広く様々な病と関係があることで知られており、長く吐く呼吸、体の中へイメージで吐く呼吸を通して、ツボの調節機能の改善をはかります。

結果的に自己免疫力を高めることになるのです。 日常的にちょっとした時間を利用して、この長く吐く呼吸を行なってみます。

自分でも分からないうちに、自己免疫力が高まってくるのです。



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