ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を修業とは思わず楽しむ感覚が大切であると思うのですが

2020-03-27 13:40:21 | 座禅

私が生まれて初めて、胡坐を組んで座禅を行った時には、所謂、禅宗の座禅ではありませんでした。 大学のクラス会で千葉県に住む級友が、この度、多摩センターで開かれる静功の会に参加することになったと云う声掛けがきっかけで、躊躇するも思い切って参加することにしたのです。

静功とは、気功の一種で静かな功で、胡坐を組んでの座禅です。 参加した静功の会は、意念派と呼ばれる、静かに胡坐を組んで意念する気功でした。 指導された方は、呼吸のことは一切云わず、胸の中心を燃えるようなイメージをしなさいと話されておりました。

私は、そのようなイメージはするものの、気功の初心者用の本を買って読んでいて、長く吐く呼吸の大切さに注目していて、深呼吸の要領ではじめに大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸を繰り返しておりました。

はじめは胸の中心が燃えるようなイメージはしたものの、余り意味を感じなくなって、ひたすら長く吐く呼吸のみに意識を集中していました。 真っ暗闇の中で1時間座り続けたのですが、45分ぐらい経ったときに、頭のてっぺんにある百会が活性化して、電子の輪の帽子を被ったような状態になったのです。

そんな体の変化があったためなのか、その日以来、毎晩、隣室で家族がテレビを観ている音が聴こえる中で、部屋を真っ暗にして1時間、深呼吸の要領で長く吐く呼吸を行いながら、静かに座禅を行いました。

空手の演武で息音をたてながら吐く呼吸法を思い出し、自分でも聴こえるようにウーーンと吐きながら座り続けたのです。 微細な神経細胞がある脳が微妙に変化し、それを楽しみながらの1時間でした。

修業を行うと云う感覚ではなく、微妙な体の変化を楽しむと云う感覚でした。

足の痺れは、いつの間にか感じなくなりました。



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