座禅を行う時の姿勢は、肩の力を抜き上半身を頭のてっぺんを天から引っ張られているような感じで維持し、胡座を組む膝はあくまでも転倒しないように、床に接するだけで良いのです。
これは上半身が直立し、重心が体の垂直状にあると、上半身を支える床からの反力によって、上半身には力がかからないー力が抜けた状態になるからです。
禅宗のHPを見ると、お尻と両膝の3点で上半身を維持しなさいとの記述があります。 残念ながら上記の力学的な視点が欠落しております。
お尻と両膝の3点で上半身を維持すると、重心は上半身の直立軸から移動して、じょうはんしんにも力がかかってしまうのです。 座禅の姿勢で大切なことは、如何に力が抜ける状態で長い間、維持出来るかなのです。
これは眼を半眼にしなさいということにもつながります。 眼は半眼にするのではなく、力が抜けた状態になると、眼は自然と半眼になるのです。 眼を半眼しようとすれば、多少なりとも筋力は働いてしまうのです。
お釈迦さまが菩提樹の下で瞑想する姿を、お弟子さんが見られて、お釈迦さまの眼が半眼になっておられた姿を見て、ただ単に眼を半眼にすべきと説いたのです。
私は座禅の時に、ふと浮かぶ雑念の中で、眼を半眼にしなさいというあるお寺の和尚さんの言葉を考えて見たのです。 私たちの誰でもが、天に還る時には眼は半眼になるのです。 究極的に力が抜けてくれば、眼は自然と半眼になるのです。










