ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸だけに意識を集中すれば1時間の座禅はあっという間に過ぎる

2016-11-14 07:18:19 | 座禅

深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐く呼吸を行いながら、吐く息だけに意識を集中すれば、1時間の座禅はあっという間に過ぎてしまいます。

はじめの内は、胡座を組んだ足も痺れてきますが、慣れてくれば痺れも感じなくなります。 

座禅と云うと直ぐに、無心と云う言葉が浮かびますが、そう簡単には無心の状態にはなれません。 意識を一点に集中することによって、無心のような状態を作り出していくのです。

雑念を払うと云う考え方がありますが、意識を一点に集中している時に、ふと浮かぶ雑念は払うことなく、静かな状態の中で考えてみます。 不思議なことに、心身が静かで意識が一点に集中している時に考える時には、こう考えたらどうですかと云うサジェスチョンがあるのです。

雑念のオンパレードでは具合が悪いのですが、意識が一点に集中している時に、ふと浮かぶ雑念を考えることによって、またその積み重ねによって、何が大切かの価値観が醸成されてくるのです。

また1時間の座禅を、日常的に続けることによって、ただ座っているだけの座禅が楽しくなってきます。 更に、ただ座っているだけの座禅が楽しいのですから、動きのあることは、もっと楽しく感じるようになるのです。 例え、それが嫌なことであってもです。



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