ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胎息を行う時は自然と天目が開き気の呼吸を行うようですが

2016-12-12 07:14:03 | 胎息

私は寝る時やコンサートでクラッシック音楽を聴く時には、肺呼吸を殆ど伴わない胎息でいることがあります。 肺呼吸を行わないと云うことは、普通の状態ではありませんので、おでこの中心部の眼の形をした天目が開くことがあります。

体の中の気は、下腹の臍下丹田から発して股下の会陰を通り、臍下丹田の背中側にある丹田を通り、背中の中心部にある丹田を通り、更に背骨と皮膚の間を駆け上がるようにして後頭部にある玉沈関と云う丹田を通り、頭頂部の百会を通ってから、おでこの中心部からめの奥にある視床下部周辺にある上丹田に入り込み、口の中で上の歯の付け根にそっと付いている舌を通して胸の中心部にある丹田を通って、下腹の臍下丹田に戻って行きます。

深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を行うと、感じやすい方は、おでこの周辺がモヤモヤとするようです。 体の中の気が少しずつ循環していて、おでこの中心部から気が入り込んでいるのを感じているのです。

頭部周辺は頭蓋骨と頭皮の間に気は流れ、微妙な動きにも感じやすい部分ではあります。 私は静かに真っ暗闇の中で1時間、深呼吸の要領で長く吐く呼吸を続けていましたが、体の微妙な変化を楽しみながら、座禅を行って来ました。

ただ静かに座っているだけの座禅が楽しいのですから、日中のあらゆることは、もっと楽しいと感じるようになったのです。 例え、嫌なことでもですが。