ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

宇宙の叡智に抱かれているような感覚になる時があり

2014-03-25 06:44:50 | 座禅

 静かに胡坐を組んで、真っ暗闇の中で座っていますと、時々、宇宙の叡智に抱かれているような感覚に、なるときがあります。 大きな大仏さまの懐に、そっと抱かれているような。

 肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんが天から引っ張られているように、上半身を維持しながら、崩れた半跏趺坐で座ります。 そのような姿勢をしていると、自然と昼間でも、立っていても、いすに座っていても、どんな時でも上半身はリラックスしています。

 動かず静かにしていることで、ちょっとした動きの変化も、感じることはできます。 

 想いおこしてみると、生まれて初めて座禅(静功)を、真っ暗闇の中で1時間、深呼吸の要領で、何も分からないままに、ひたすら長く吐く呼吸だけに、意識を集中していて、結果的に、頭のてっぺんにある百会が活性化し、電子の輪の帽子を被ったような状態になったのが、そもそもの始まりでした。

 静かに座っていると、体に微妙な変化をもたらし、何だろうと思いながら、ひたすら座り続けてきた結果が、今の自分なのです。

 私にとって一日の中心は、昼間の仕事ではなく、深夜の座禅になっているような感じがいたします。 静かに座っているだけが楽しいのですから、昼間の起きているときの変化があることは、もっと楽しいということになるのです。