ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

子供は遊びの繰り返しの中で学んでいくが

2013-09-14 08:08:27 | 座禅

 私たちは、何時から何かを理解しなければ、一歩前に進まなくなったのでしょうか。 少なくとも子供のころには、ごく自然に近所の友達と遊ぶ中で、様々なルールや遊びの楽しさを学んできたのです。

 大人になるにしたがって、理屈をつけて自分が分からないものには、チャレンジしなくなってしまっているようです。 まだ十分な体験がないにもかかわらずです。

 子供のころは、何も分かりませんので、全てが新鮮です。 近所のガキ大将の言うままに、ルールを学び遊びに興じます。 それでも子供でも考えることはできますから、どうもこのガキ大将のルールはおかしいと、いつか感じていくでしょう。 そのようにして、少しずつですが、繰り返しの遊びの中で、学んでいきます。

 残念ながら大人になるに従い、その単純な繰り返す動作が、うっとうしくなってきます。 さらに、たいした経験もないのに、自分の頭の中で理解しないことには、先に進めないのです。

 そのためには、いつも作為を持たず、自然体で物事に接する姿勢が、とても大切なような気がいたします。 

 私自身は、体験することから学んでいくということが、自分の性に合っているのか、これまでも、そのような姿勢で過ごしてきました。 座禅を始めて15年になりますが、改めて毎日深夜の1時間の座禅を通して、いつも肩の力を抜いて、頭のてっぺんが天から引っ張れている時間を過ごしていると、常日頃、体から力が抜けていることの大切さを、感じるのです。