ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅では体の深層部までも静かにする

2013-04-07 08:32:21 | 座禅

 座禅を行うときには、出来るだけ長く吐く呼吸を伴いながら、静かに胡坐を組んで坐り続けます。 表面的に静かであっても、体の中の深層部は、なかなか静かにはなりません。 ある一定程度の時間が必要です。

 ここでの我流の逆腹式呼吸では、鼻だけで呼吸しますが、吐く息は体の中へ吐きます(イメージですが)。 下腹にある(多くの人はどこにあるかは分からないとは思いますが)臍下丹田に向けて吐きます。

 はじめは息を体の中へ吐くことに慣れてはいませんので、息音が聴こえるように吐きます。 「ウー」とか「スー」とかの息音が、自分自身で聴こえるように吐きます。

 普段の日常生活でも、その逆腹式呼吸を行ってみます。 その呼吸に慣れたならば、今度は一転して、出来るだけ息音が聴こえないように、静かに吐きます。 勿論、吸う息音も静かに吸います。

 究極的には、呼吸をしているかどうか分からないような状態まで、もって行きます。

 人によって差異はありますが、45分から1時間、この静かな逆腹式呼吸を続けます。 やっと、そのぐらいの時間になって、体の深層部も静かになってきます。 そのことは自らの実践によって、感得していただければとは思います。