ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

真向法の創始者の長井わたるさんは何故脳梗塞を克服できたのか

2012-07-18 10:16:38 | 

 私が、初めて真向法を知ったのは、半身浴を教えてくれた知人からでした。 その時には、簡単な体操で体が柔らかくなるという程度の認識しかなく、その詳細を知ったのは、健康雑誌の図入り6枚の記事からでした。

  真向法の創始者の長井わたるさんは、若くして現大成建設(大倉土木)の呉支店長になり、忙しさの中で脳梗塞になり半身不随になりました。 実家(寺)に戻り、お経の本を読んでいるうちに、勝鬘(まん)経というお経の中にある「頭面接足礼」という言葉に出会い、この礼はどんな礼なのだろうかと、調べ考えました。

  「頭面接足礼」とは、お釈迦様のお話を聴いた時の礼だと分かり、真向法の第1体操の型が基本になり、第2体操、第3体操をつくり、自ら実践しました。

  始めは、なかなか曲がらなかった体も、時間の経過とともに曲がってきて、数年後には、いつの間にか半身不随の体が、治ってしまったというのです。

  私自身も、早速、実践してみました。 体を曲げるときに息を体の中へ吐くのです。 曲がらなかった体も、次第に柔らかくなるのを感じました。 私は、右膝が悪いので、体を後ろにひっくり返す運動の時に、膝の調子がおかしくなってしまう感じがしましたので、半年ほどで止めてしまいました。

 私は、吐く息を体の中へ、出来るだけゆっくりと長く吐く逆腹式呼吸を行なってきましたが、この呼吸方法が、体中を流れる経絡(気の通る道)を刺激し、経絡の通りを良くすることによって、経絡と絡み合うように流れる神経の腺を刺激します。

  すぐには効果は表れませんが、辛抱強く長期間に渡って、体を動かしながら逆腹式呼吸を行えば、半身不随も治癒されるのではないかと、思っていましたので、長井わたるさんの記事をみても、当然そうなるだろうと感じていたのでした。