ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

空(ゼロ)は無なのか無限大の概念の中で考えるのか

2012-07-05 07:41:41 | 座禅

  現代の1か0の社会にあって、有るか無いかと考えるのか、或いは無限大の概念の中で、極小のものが存在すると考えるのか、興味深い話になります。 

 

 私は1と0の間に、0.5もあってもよいと思っていますが、チェック項目を多くすることによって、0.5の感覚が現れてくるような気がします。 また0(ゼロ)という概念の中で、無限大の中でぽつんと、わずか1個が存在するという感覚が好きです。 無に通ずるものがあるような気がします。

 

 長く吐く呼吸を行いながら、そんなことをイメージします。 

 

 宇宙ステーションから地球を見る映像が、テレビなどで見ることができます。 大きな地球があり、青い海と茶色い大地、白い雲が見えます。 その映像を思い出しながら、長く吐く呼吸を行いながら、胡座を組みます。

 

 地球から少し離れていくと、地球はバスケットボールぐらいの大きさに、見えるようになりました。 更に離れていくとソフトボールぐらいの大きさに見えます。 更に離れて行くとピンポン玉ぐらいの大きさに見えます。 更に離れていくと点にしか見えなくなり、更に離れていくと、殆ど何も見えなくなりました。

 

 気がつくと広大な宇宙に、自分一人がぽつんといます。 長く吐く呼吸を行なっていますが、耳がキーンとしてきます。 無限に拡がる宇宙の中で小さな自分一人がいるという、殆んど無に近い状況が、出来上がります。

 

 現在はいたしませんが、坐禅を始めた当初は、よくそんなことをイメージしながら、静かに1時間坐禅を行なっていました。