ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

吐く息を出来るだけ長く吐き苦しくなる寸前で軽くすっと息を吸います

2010-03-17 07:28:47 | 逆腹式呼吸
逆腹式呼吸は特別難しい呼吸法ではありません。 普段行なっている肺呼吸を、吐く息だけ出来るだけゆっくりと長く吐くだけでよいのです。 大きく息を吸い、そのときには胸にある肺はふくらみ、下腹はへこみます。 息を鼻から吐くことを一切忘れ、イメージで体の中へ吐きます。

 はじめは吐く息が長く吐けなくても、慣れてくれば自然と吐く時間が、長くなってきます。 口を閉じ鼻だけで呼吸をしますが、意識は吐く息が体の中へ入っていくことだけに、集中します。 息が体の中へ入っていくのを追うようにします。

 吐く息は出来るだけ長く吐きますが、全部出し切ろうとすると苦しくなりますので、そのちょっと手前で軽くとめ、また大きく息を吸います。 息は長く吐きますが、決して無理は禁物です。 

長く吐く呼吸に慣れてくれば、1分間に3回ぐらいの呼吸になってきますので、吐く息だけに意識を集中できれば、あっという間に1時間の座禅時間は、来てしまうものなのです。 最初が肝心です。 座禅をはじめた当初から、是非1時間の座禅を行って、いただきたいものです。 肩慣らしだけの座禅に、終わらないためにも