ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅は脳と心のエクササイズー脳を鍛える

2008-12-25 07:17:26 | 座禅
 呼吸法を伴う座禅は、脳と心のエクササイズになります。 生来、意識しなかった呼吸を意識し、吐く息をゆっくり吐き、吐く息だけに意識を集中します。 すると、いずれ近いうちに、体の中を流れる宇宙エネルギーである気を、感じるようになります。 

 最近、脳を鍛えるというタイトルの本を、見かけるようになりましたが、深夜いゆも1時間の座禅を行っていると、脳をはじめは強く、時間の経過とともに優しく刺激するのを感じると、これ以上の脳の鍛え方はないのではないかと思います。

 口を閉じ鼻だけで呼吸します。 吐く息をゆっくり体の中へ吐くようにイメージします。 鼻から息を吐くことを、一切忘れます。 息を吐きながら、吐きながらイメージしますと、自分では意識しなくても、体の中を流れる気は、自分が思うように流れていきます。 

 また体の中の気だけではなく、体のあらゆる組織、細胞までもが、自分が思うように動くことを、いずれの日にか感じることになります。 

 気の通り道(径絡)は、神経の線に沿って流れているといわれ、神経細胞が集中する脳は、特に一番その気の流れの影響を受けやすいのです。 吐く息をゆっくり吐きながら、1時間の座禅を続けていきますと、体の中を流れる気が、脳を刺激してくれることを、感得することになります。 

 脳を鍛える本では、脳の一部しか刺激はしませんが、呼吸法を伴いながらの座禅では、脳のあらゆる部分を刺激します。 また、脳を部分的に刺激しようと思えば、そのようなこともできるようになります。

 私は、座禅を始めた当初は、面白半分で、吐く息をゆっくり吐きながら、体の中の臓器をイメージしながら、動かしてみた経験もありますが、今はそのようなことはしておりません。 

畳半畳で行う座禅は、強力な脳のエクササイズではないかと、いつも感じながら胡坐を組んでいます。 楽しんでおります。