ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

半身浴が何故よいのか

2008-12-12 09:06:02 | 半身浴
 お湯の面がお臍のちょっと上になるように入る半身浴は、水圧で心臓に負担がかかることもなく、20分も入っていれば、上半身は頭の中まで、汗でびっしょりになります。 汗をかくということは、お風呂に入りながら、血行がよくなり新陳代謝がよくなることを、表しています。

 私も、知人から半身浴の話を聞いたとき、カラスの行水がいつものお風呂の入り方でした。 どのように毎日、汗をかくか、かけるかを考えていたこともあり、お風呂の入り方一つで、汗がかけるのならと、話を聞いたその日のうちに、早速実行しました。

 現在は胡坐を組んで、できるだけ湯量を少なくして入っていますが、当時は風呂用椅子を敷いて座り、ふたをして、その上にタオルを2枚用意し、新聞を読んだり雑誌を読んだり、また時として単行本を読んだりしていました。 新聞などを読んでいると、あっという間に時間が過ぎ、いつの間にか汗でびっしょりになっています。

 半身浴は、新陳代謝がよくなるだけでなく、下腹にある臍下丹田を温めてくれることも、見逃せない大切な事柄です。 私は、座禅を始める1年前から、半身浴を行っていましたが、半身浴を行ってから、眠る前にパジャマ姿で、布団の上で逆腹式呼吸をしながら、座禅を行っていました。

 半身浴で下腹の臍下丹田が温められ、丹田が活性化しやすい状態を作っていたことになります。 1時間の座禅を行うようにしていましたが、時として疲れているときには、そのまま寝てしまいます。 寝ながらの呼吸法を行います。

 両手の親指をお臍の上にそっと置き、大きく息を吸って、ゆっくり体の中へ息を吐いていきます。 当時は、臍下丹田が活性化するように念じながら、呼吸を行っていました。 吐く息は、体の中を通して足の裏から出すようにイメージして、吐いていってもよいのです。 気がつくと、いつの間にか寝てしまい、翌朝起きたときには、すっきりしています。 翌朝、座禅を行うこともありました。