ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

生きる元気ー生命体がある上丹田

2007-11-15 15:19:44 | 座禅
 目の中心の奥の視床下部といわれているところに、上丹田があります。 臍下丹田から体の後ろ側から駆け上がってきた体の中の気は、玉沈間から百会まで来て、上丹田から胸の真ん中にある中丹田へと流れていきます。

 体の重要な気の通り道は、皮膚のすぐ裏側に流れています。 したがって、背中の背骨がある部分と頭部、特に頭皮と頭蓋骨の間に流れていきますので、静かに逆腹式呼吸をしながら座禅を行っていますと、特に感じやすい部分になっています。

 視床下部の上丹田から中丹田に気が流れていく時に、口で分断されやすくなっています。 顔の周りにも支流はあるものの、大きな流れではありません。 口の中で上あごと下あごをつなぐのが、舌になります。 舌を上の歯の付け根に付けることによって、スムーズに気が流れていきます。 上の歯と下の歯をつけてしまうと、結構、歯を通して気が流れていくのが、感じられるはずです。 私自身は、歯はついているかどうかの状態にしています。

 座禅を通して臍下丹田が活性化していない普通の人であっても、わずかな速さで体の中を気が循環しております。 口をいつもあけておくのは、口から気が抜けていく恐れがあります。 歯医者さんでは、患者の方たちは口を開けて治療しますので、患者さんたちの気で、私自身はとても強い気を感じます。 高齢者のかたが口をぽかんと開けている姿を見受けられますが、いつも気が抜けてしまうのになあと、感じることです。

 視床下部付近には、網膜もあったりしますので、ストレスなどで強く力が網膜付近で入りますので、加齢性黄班部浮腫というような、網膜の中心部の黄班部に、何らかの分泌液が入り込み、画像のゆがみなどを感じたりします。 上丹田付近は脳幹のあったりして、神経が集中しておりますので、微妙な変化も感じやすくなっているところでもあります。