ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸法を始めるには、きっかけがあるのかも

2007-11-05 15:08:57 | 座禅
 数々の発明をして特許をとった後にすぐ、無料公開をした政木和三さんは、子供の時にどもりを治すために、お医者さんから言われて呼吸法を始めました。 政木さんの呼吸法は、長息法と呼ばれるもので、ゆっくり吸ってゆっくり吐くという息の仕方をします。

 初めは長く息を入れたり出したりはできませんが、慣れるに従い長く吸ったり吐いたりできるようになります。 政木さんによれば、長息法の呼吸を行うに従って、脳波がθ波になるといいます。 θ波になりますと、どうやら宇宙の叡智に結びつく何かがあるような気がいたします。

 私は、座禅を行う時に呼吸法を、教えてもらったわけで無いのに、逆腹式呼吸法という呼吸法を行っていました。 軽く吸ってゆっくり体の中へ、イメージで息を吐くという方法です。

 長息法は、かなり長い息の出し入れをしますので、ちょっと無理に行う感覚があります(友人がやっているということで、やったことはあります。鼻から吸って口をすぼめて、ゆっくり長く吐きます)。

 逆腹式呼吸は、決して無理をせず、ただひたすら、イメージで息を体の中へ吐くだけです。 口を閉じ鼻だけで息をします。 軽く吸ってゆっくり10秒ぐらいかけて息を体の中へ吐きます。 基本はそれだけです。 繰り返しその呼吸法を続けるだけでよいのです。

 逆腹式呼吸法は、自己免疫力を高めるといわれています。 体の中へイメージで息を吐くという行為が、イメージすることによって、宇宙の気が体の中へ入り込み、体の経絡(気の通り道)を流通する過程で、鍼とか灸のツボ(気の調節をする弁)を刺激し、その気の調節機能をいつも、正常に保つように導いてくれます。

 座禅を始めたきっかけは、大学の級友が話しかけてくれたからですが、当時、私自身は心臓に異変を感じ、足の付け根からカテーテルを入れて、検診をしなければならないかもしれないと、思っていたからです。 結果的には、いまだにカテーテルを入れないですんでおります。

 相対性理論で有名なアインシュタインは、いつも瞑想をしていたという話を聞いたことがあります。