ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

心身共に深層部まで静かな状態になるには最低1時間は必要なのですが

2020-08-11 04:38:50 | 座禅

禅宗のお寺で座禅の会を行なっている場合、座禅の時間は長くて45分、短くて20分ぐらいが多いように感じます。 私は禅寺で座禅の会jに参禅したのは2ヶ所しかありませんが、ネットで検索しても、1本のお線香が燃え尽きる時間が45分になっていることからも、想像できます。

修行をされた和尚さんのお話から、45分間の座禅を途中休憩を入れて、断続的に行うと云うお話も聞いておりました。

私は自分の体験から座禅の真髄は、心身共に深層部まで静かな状態にすることに、意味があると感じております。

ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、吐く息をイメージで体の中へ吐き入れる呼吸を行いながら、意識を呼吸だけに意識を集中して胡座を組んで座禅を行います。 感覚的に45分ぐらい過ぎると、一定程度静かな状態になりますが、更に時間が経過すると共に、静かな状態が継続するのです。

長く吐く呼吸も、実際に呼吸を行なっているかどうかも分からなくなり、体内に流れる気の動きも当初ぎこちなく堅い動きだったものも、ゆったりと静かに滑らかに流れるようになって来ます。

私は幸いにも、生まれて初めて胡座を組んで、静功の会に参加した時から、1時間真っ暗闇の中で座り続けておりました。

初心者だからこそ最低1時間の座禅を続けることが大切なのですが。 45分間、断続的に座禅を行なっても、静かな状態にするには、また一からスタートしなければならないのです。

意識を集中しながら1時間の座禅を通して、崇高な至福感を感得出来るのですが。 座禅の素晴らしさを改めて、感得することになるのですが。


自分の生活スタイルに合わせて実践できるひとり座禅ですが

2020-08-10 03:47:09 | 座禅

私は大学の級友の呼びかけで生まれて初めて、胡座を組んで静かに1時間、真っ暗闇の中で座り続けました。 週に1回合計8回、静功の会で8人ぐらいの参加者の方々と一緒に座り続けました。 

はじめた初日に体に微妙な変化があったので、その日から毎日、半身浴の後で隣室で家族がテレビを観ていて、その音が漏れ聴こえる中で照明を消して真っ暗にし、1時間長く吐く呼吸を行いながら、座り続けました。

10年近くひとりで毎晩、時には早朝に1時間座り続けました。 前事務所の友人がガンに罹って何回も手術をしたと云うことを聞いて、自宅にお伺いして病状を確認し、それ以来、毎晩3時間の座禅を行いながら、病気回復を願って座り続けたこともあります。

座禅の素晴らしさを感じて、果たして禅宗のお寺で座禅会を行なっているところを、ホームページで検索をして、比較的近い稲城のH寺に1ヶ月に1回日曜日に参禅したことがあります。

和尚さんは地域で何かと貢献されるようなことを実践されて、素晴らしい方でしたが、残念ながら座禅に関しては修行時代の苦しい感覚から一歩も出られていないような雰囲気を持っておられました。

都内で座禅会を実践されていた龍源寺にも、1回参禅したことがあります.   20ふんぐらいの座禅を複数回おこなうと云う座禅会でしたが、遠いので一度だけの参禅でした。

私は自分の体験から、力が抜けた座り方が出来ているか、長く吐く呼吸に意識を集中出来ているか、この調身・調息・調心が出来ていれば、お寺で参禅するよりも、ひとりで毎日1時間の座禅を行う方が良いと感じております。 自分の生活スタイルに合わせて。


意識を集中する方法は半眼よりは長く吐く呼吸の方が良いと思うのですが

2020-08-07 04:31:17 | 座禅

私の座禅のスタートは、静功と云う静かな気功でした。 静功を指導された方は中国からの留学生で、35歳前後の方でしたが、子供の頃から気功を行なっておられた方でした。 いわゆる意念派と呼ばれる、胸の中心を燃えるようにイメージしなさいと云う指導でした。

呼吸のことについては特段、こうしなさいと云うものもなく、普通呼吸で行うようなものでしたが、私自身は事前に本屋さんで見つけた、初心者の気功入門 と云うような本を読んでいて、長く吐く呼吸の大切さだけが、意識に残っておりました。

従って子供の頃に行っていたラジオ体操の時の深呼吸の要領で、はじめに大きく息を吸ってから、ゆっくりと長く息を吐く呼吸を行なっておりました。 生まれて初めての胡座を組んでの座禅らしきものでしたので、当初は胸の中心が燃えるようなイメージをするものの、私自身は長く吐く呼吸だけに意識を集中しておりました。

後年、座禅の素晴らしさを感得した時に、改めて禅宗のHPを見て、何処で座禅会を行なっているか、座禅の作法はどのように着さしされているかを確認致しました。

曹洞宗は、普通呼吸を行いながら半眼で意識を集中すると云うやり方で、臨済宗・黄檗宗は長く吐く呼吸に意識を集中すると云うやり方でした。

私は眼を半眼にしながら意識を集中するやり方では座禅を行なったことがありませんが、私の体験から眼は半眼にするものではなく、半眼になると云う考えを持っておりましたので、半眼で一点を見つめながら意識を集中するのは難しいと感じております。

曹洞宗のお寺は臨済宗・黄檗宗に比べれば、圧倒的に多いにも拘らず、座禅会を行なっているお寺が少ないのです。 そのことからも座禅の修行をされて住職に成られても、自身の体験から座禅会の開催を躊躇されている方が多いのだろうと推察されました。

それに比べて臨済宗・黄檗宗のお寺は少ないにもかかわらず、座禅会を行なっているお寺が多いのです。

但し臨済宗・黄檗宗の呼吸法は、空の理念 からはじめに息を吐き出します。 と同時に下腹からも吐き出します。 私の体験から、長く吐く呼吸を行おうとした時には、はじめに大きく息を吸うのが自然です。 また、肺の動きと下腹の臍下丹田は同期しません。 否、逆の動きをするのが体の自然な生理的な動きなのです。

肺で息を吸う時には臍下丹田は気を吐くのです。 肺で息を吐く時には臍下丹田は気を吸うのが自然の動きなのです。

ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を行うことによって、生来持っていた機能-気感を取り戻すことが出来るのです。 


真っ直ぐに立つ直方体に重力Pがかかった時に床からの反力Pがあった時の直方体内の応力はいくつか

2020-08-02 06:29:48 | 座禅

タイトルに書いてある問題は、一級建築士の勉強をしている時に、過去の問題集の中にあった設問でした。 私は、この問題に接した時には、答えは間違っておりました。

大学受験の時から、問題集は毎日5ページをこなして分からなかった問題にはチェックを入れて、次の日には、再度チェックを入れた問題を見直して、次の5ページに進むような勉強の仕方を行っておりました。

3日目には、1日目だけでなく更に2日目に出来なかった問題を見直して、次の5ページに進むようにしておりましたが。 苦手な英単語集についても、そのような勉強方法で進めておりました。

過去の問題集を見ながら勉強をしていたら、一級建築士の学科の構造の試験に、再度出題されたので、しめたと思いながら回答した記憶が残っておりました。

直方体の内部の応力は、0  が正解でした。 何故か。 真っ直ぐに立つ直方体の重力が、床からの反力と相殺されて 0  になるのです。

胡座を組んで座布団の上に座った時に、幸いにも私は禅宗(臨済宗・黄檗宗)のホームページを見ておりませんでした。 

肩の力を抜いてリラックスして、座布団の上にお尻を乗せて、頭のてっぺんから上半身が引っ張られるような感じで維持しながら、座禅を行なっておりました。 後で考えると上半身には全く力がかかっていないことを感じたのです。

禅宗のホームページにあるような、お尻と両膝の三点で上半身を維持すると云う記述は、重心は上半身からはズレてしまいますので、何らかの力が発生してしまうのです。 従って長くは座禅を行うことは出来なくなってしまうのです。

上半身は座布団の上に素直になるように胡座を組んで座り、両膝はあくまで転倒しないように座布団に接しているだけで良いのです。


座禅は先ず上半身を直立させて重心が垂直上に来るように胡座を組むことから

2020-07-31 02:37:06 | 座禅

座禅をはじめる時に一番大切なことは、長く吐く呼吸に意識を集中することです。 体の自然な生理的な動きから、一般的に云われている禅宗の腹式呼吸ではなく、ここでの深呼吸の要領で行う、はじめに大きく息を吸ってから、出来るだけゆっくりと長く吐く呼吸を行います。

深呼吸の要領で行う呼吸法が、呼吸する胸の動きと下腹の臍下丹田の動きが、自然であるからなのです。 残念ながらはじめに息をはきだし、同時に下腹からも吐き出す呼吸法は、体の生理的な動きからは反しているのです。

例え、禅宗で云う「空の理念」があったとしてもです。

胡座を組んで座る時には、座布団の上にもう一枚の座布団を、そのままお尻の下に敷くか、折り畳んで敷くか自分の好きにして胡座を組みます。 当初は結跏趺坐や半跏趺坐に拘ることなく、普通の胡座でも良いのです。

先ず深呼吸の要領で行う長く吐くに慣れることが最優先です。 胡座の組み方は、後日、変えていっても良いのです。

上半身は肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんを天から引っ張られているように維持します。 上半身を力を抜いて直立させることにより、重心が垂直上に来ますので床からの反力により、上半身には力が抜けた状態になり、長く座禅をしてもつかれません。

両ひざは上半身が転倒しないように座布団に接しているだけにします。 禅宗のホームページにあるように、お尻と両膝の三点で上半身を維持しようとすると、重心は三点の交点に来て両膝にも力がかかり、長く座禅をするには疲れてしまいます。

両手は膝の上に重ねて置きます。 手印の組み方は後日、変えても良いのです。 先ずは長く吐く呼吸に意識を集中することを優先します。

上記の要領で胡座を組んで、長く吐く呼吸に意識を集中して、毎日1時間座り続けます。 はじめは足も痺れますが、慣れてくれば何ともありません。

座禅の実践を通して、何らかのものを感得して、学んで下さい。 体の微妙な変化を楽しみながら座禅を行って下さい。

 


20数年前に行った座禅会が続いていたらと改めて反芻するのですが

2020-06-07 03:53:00 | 座禅

20数年前に大学のクラス会で千葉に住む級友が、今度、多摩センターで静功の会が開かれることになり、参加することになったと云う声かけを、して貰いました。 丁度その頃、胸に違和感を感じていて、気功は体に良いと云う印象を持っていましたので、私も参加するかどうか迷いました。

静功とは動く気功ではなく、静かな気功でただ静かに胡座を組んで座るだけのものと云うことでした。 週1回3時間で入会金1ヶ月分、参加料は月32000円で初回に、入会金も含めて96000を納入すると云うことでした。

必ずしも経済的に豊かでもなかったので、参加するかどうか躊躇しましたが、思い切って参加することにしました。 その時点で本屋さんで「気功入門」と云う本を見つけて読みましたが、長く吐く呼吸が大切だとと云うことだけが、印象に残って参加しました。

子供の頃から気功を行っていたと云う中国からの35歳前後の留学生が、指導者でした。 いわゆる意念派と呼ばれる指導方法で、静かに胸の中心が燃えるようなイメージで念じなさいと話されました。

部屋を真っ暗にして1時間、座布団の上で胡座を組んで念じると云うものでしたが、私は生まれて初めての胡座を組んでの1時間でした。

指導者の話を聞きながらも私自身は独自に、大きく息を吸ってから出来るだけゆっくりと長く息を吐いていました。 ラジオ体操で行っていた深呼吸の要領で、また極真会の創始者である大山倍達の自伝映画「空手バカ一」の中で見た、演武の時に行う呼吸法 ウーとかスーとか云う息音が聴こえるような呼吸を行っていました。

この呼吸法が結果的に、初めての胡座を組んでの体験にも関わらず、開始から45分前後で頭のてっぺんにある百会を活性化させ、電子の輪の帽子を被った状態になったのでした。 体に微妙な変化を起こさせたのでした。

それを機会に、毎晩、隣室で家族がテレビを観ていて、その音が漏れ聴こえる中で、部屋を真っ暗にして1時間、胡座を組みながら、ひたすら長く吐く呼吸を行なっていました。 微妙な体の変化を楽しみながら。

基本的には毎晩、半身浴で入浴した後に、1時間静かに座り続けましたが、疲れている時には無理をせず翌朝に行いました。毎日毎日の繰り返しです。休むこともなく。

するとちょうど1ヶ月半ほどになった時に、自発動と云う気が勝手に動いてしまう現象が現れ、びっくりするものの落ち着いて、自発動の動きを静かに楽しみました。 そのあと直ぐに下腹にあるとされていた臍下丹田が、心臓のように鼓動を始めたのでした。

その後、座禅に関心を持っておられたIさん宅で、何回か座禅会を行いましたが、発展的に私が設計した隙や風のMさん宅で、7、8人の参加を得て座禅会を行いました。 残念ながら近隣の方の違法駐車の通報により、参加者の罰金の支払い行為が生じて、数回の座禅会で終わってしまったのです。

新型コロナウイルスの対応で、静かに自粛生活を送る中で、そんなことをふと思い出したのですが。

また友人宅で行った出前座禅のことも思い出されます。


イメージしながら長く吐く呼吸から唯ひたすら長く吐く呼吸だけに意識を集中するに推移していくのですが

2020-04-19 02:35:43 | 座禅

座禅をはじめた当初は、宇宙や光や蓮の花をイメージしながら、長く吐く呼吸を行いながら1時間の座禅を行なって来ましたが、次第に唯ひたすら長く吐く呼吸だけに、意識を集中しながらの座禅に推移して行きました。

深呼吸の要領で行う大きく吸ってから、出来るだけゆっくりと長く吐く呼吸も、出来るだけ静かに行なっている内に、その長く吐く時間も長くなり、その静かさも殆んど息をしているかどうか分からないぐらいに、静かになって行きます。

長く吐く呼吸が長く吐くほどに、1時間の座禅時間は、あっという間に終わるようになって来ました。 一度どれ程の長さになっているか計ったことがありますが、自分でも驚くほどの長さだったことを思い出します。

座禅をはじめた当初は意念する力があったように記憶しておりますが、次第に無 無心 の気持ちが強くなってきました。 唯ひたすら長く吐く呼吸だけに意識を集中するのみになっていったのでしょうか。


胡座を組んで蓮の花の上で座禅をするイメージをしてみれば

2020-04-18 20:01:04 | 座禅

お釈迦さまが蓮の花の上で立っている像や大仏さまが蓮の花の上に座っている像を観ます。 では自分が胡座を組んで蓮の花の上で、座禅をするイメージをしてみたらと云うことで、長く吐く呼吸を行いながら一時期過ごしたことがあります。

池の上に大きな蓮の葉が見えます。 その間からピンク色の花が咲いています。 その大きな蓮の花の上に胡座を組んで座ります。 ここでの深呼吸の要領で行う鼻だけで行う呼吸を行います。 

大きく息を吸ってから出来るだけゆっくりと長く息を吐きます。 吐く息をイメージで体の中へ吐き入れます。 自分自身で息が体の中へ入っていくの実感するために、息音が聴こえる様にはきます。 

この呼吸に慣れて来たならば、今度は出来るだけ静かに行います。 究極的には息をしているかどうか分からないぐらいに、静かに呼吸を行います。 蓮の花の上に座って座禅を行っているイメージをしていると、ちょっと特別な感覚になって来ます。

蓮は、ドロドロとした水の中から生長して、大きな蓮の葉が出てきて最終的には綺麗な花が咲きますが、その泥の中から生まれると云うことに意味があると参考文献にありました。

改めて蓮の花が持つ意味を反芻することになりました。


無ゼロの感覚を無限大の宇宙に自分ひとりがポツンと存在することをイメージすると

2020-04-16 02:25:46 | 座禅

無心-無ゼロの感覚を無限大の宇宙に自分ひとりがポツンと存在することを、ここでの長く吐く呼吸を行いながらイメージします。

深呼吸の要領ではじめに大きく息を吸います。 次に出来るだけゆっくりと長く息を吐きます。 吐く息をイメージで体の中へ吐き入れます。 この呼吸を繰り返し繰り返し行いながら、胡座を組んで静かに座り続けます。

先ず、テレビ等の映像から思い出して、人工衛星から地球を見ます。 大きな地球を見ると茶色い大地と水色の海が見えます。 所々に白い雲も見えます。

次に地球から離れて行き、大きく見えた地球も段々と小さくなり、バスケットボールぐらいの大きさに見えて来ます。 更に離れて行くとソフトボールぐらいの大きさに見えて来ます。 更に離れて行くとピンポン球の大きさに見えて来ます。

更に離れて行くと点でしか見えなくなって来ます。 更に離れて行くと殆んど見えなくなります。 気がついてみると無限大に拡がる宇宙に自分ひとりが、ポツンといることに気がつきます。

無心-無ゼロの感覚を味わうことになります。

このイメージを長く吐く呼吸を行いながら、繰り返し繰り返し行います。 出来るだけ長く吐く呼吸を行いながらイメージしていると、あっという間に1時間の座禅が過ぎて行くものです。


光をイメージしながら長く吐く呼吸を伴い座禅を行うと光は特別なものと感得しますが

2020-04-15 02:52:13 | 座禅

毎日、深夜に1時間座禅を行なっていた当初、静かに長く吐く呼吸を行いながら、無心のイメージや蓮の花の上に座るイメージをしておりました。 それぞれのイメージで座禅を行うと、体が微妙に反応して、そのイメージの持つ独特のものを感得しました。

光のイメージを行なった時も、光り輝くそのものが創造主ではないかと思われたほどでした。

ここでの深呼吸の要領で行う、はじめに大きく息を吸います。 次に出来るだけゆっくりと長く息を吐きます。 吐く息をイメージで体の中へ吐き入れます。 この呼吸を繰り返し行いながら、光をイメージします。

舌は上の歯の付け根にそっと付け、口を閉じて鼻だけで呼吸を行います。

先ず光り輝くものをイメージします。 はじめは水平線から上がってくる朝日ぐらいの、穏やかな光をイメージします。 その光を浴びてとても気持ちよく感じます。

次にその光の輪に包まれるようにイメージします。 今度は自分自身が光の中に入って、共に光り輝くようにイメージします。 このイメージを長く吐く呼吸を行いながら、繰り返し繰り返し1時間行います。

光が持つ独特のものを感得します。