パソコン悪戦苦闘記録

Word文書を閉じるマクロ(VBA具体例の第2弾)

 前回は、Word文書を開く記事を書きました。
 ⇒ こちらの記事をご覧ください。

 今回は文書を閉じるWordマクロを取り上げます。




【第1】 単体の文書を閉じる。
 単体の文書を閉じるときには、Documentオブジェクトに対してCloseメソッドを使います。
 文書を開くOpenメソッドは、Documentsコレクションに対して使用したのですが、文書を閉じるCloseメソッドは、単体のDocumentオブジェクトに対して使用します。両者で方針が一貫していないようにも感じられますが、まぁそんなもんだと覚えてしまいましょう。

 1 アクティブドキュメントを閉じる。
 アクティブドキュメントとは、ユーザーの操作の対象となっている文書のことです。
 そのマクロコードは、次のとおりとなります。

Sub 文書を閉じる1()
  ActiveDocument.Close
End Sub


 2 文書名を指定して閉じる。
 次のマクロは、「Hoge.docx」を閉じるプロシージャです。
 Documentsプロパティの引数に文書名を指定すると、単体の文書を特定することができます。
 マクロコードは、次のとおりとなります。

Sub 文書を閉じる2()
  Documents("Hoge.docx").Close
End Sub


 3 〇番目に開いた文書を閉じる。
 文書(Document)には開いた順番にインデックス番号が振られます。そして、そのインデックス番号を引数に指定すると「〇番目に開いた文書」という単体の文書が特定できます。
 2番目に開いた文書を閉じるマクロコードは、次のとおりです。

Sub 文書を閉じる3()
  Documents(2).Close
End Sub

 
【第2】 確認メッセージを表示させずに文書を閉じる。
 文書に変更が加えらていると、閉じるときに保存確認メッセージが表示されます。
 しかし、VBAを使うと、この確認メッセージを出さずに文書を閉じることができます。
 確認メッセージを出さずに文書を閉じるには、Closeメソッドに引数「SaveCanges」を使います。
 SaveCanges引数にTrueを入れると、変更された文書を自動的に保存して閉じます。
 一方、SaveCanges引数にFalseを入れると、変更された文書を保存せずに閉じます。
 上記いずれの場合も、保存確認メッセージは出ません。

 1 文書を保存して閉じる。

Sub 文書を閉じる4()
  Documents("Hoge.docx").Close SaveChanges:= True
End Sub

 
 2 文書を保存しないで閉じる。

Sub 文書を閉じる5()
  Documents("Hoge.docx").Close SaveChanges:= False
End Sub


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それでは、また次の記事で。
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