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アプリ開発のプロ集団!10ヶ月で11本のアプリをリリースしたNTTレゾナントのアジャイルデザインチームの開発手法に迫る

2018-08-09 | ★もっと知りたい!NTTレゾナント

アジャイル開発に積極的に取り組み、10ヶ月という期間で11本のアプリを内製で開発したチームがNTTレゾナントにはあります。彼らは開発スピードを上げるために、どのような開発プロセスを進めているのでしょうか。今回はアジャイル開発チームのデザイナー呉さんにインタビューを行い、その開発プロセスに迫りました。

 

 スマートナビゲーション事業部
サービスデザイン部門 アジャイルデザインチーム
呉 宗翰 (ご ぞんはん)

2017年にNTTレゾナントに入社。アプリ開発をスピーディに行うアジャイルデザインチームでデザイナーを務める。人間中心設計の資格を持ち、UIデザインだけでなく、ユーザー調査を通じたUXデザインも担当している。

 

新規アプリを立て続けに開発するにはアジャイル開発がベストだった。

 

――呉さんのチームでは、アジャイル開発を取り入れているとのことですが、そもそもなぜアジャイル開発を採用しているのでしょうか?

呉:既存の開発手法であるウォーターフォール開発では、あらかじめ全体の機能設計を定義して、機能を実装します。仕様が決まっている分、進捗を管理しやすい利点があります。ただ、新しいアプリを開発するときは、開発段階の途中で仕様の変更や、コンセプトの再設計をするというのはよくある話です。リリースの日付が決まっている以上、スピーディかつ柔軟に対応する必要があるのですが、ウォーターフォール開発は手戻りすることを想定していない手法ですので、スケジュール通り進めることが難しくなります。

私達のチームのミッションはアプリを出し続けることで、市場のニーズを探り、市場に価値あるアプリを創出することです。ユーザーの反応を見てグロースできそうであれば、gooのサービスとしてリデザインして、将来的にはgooの接点を拡大していこうと考えています。そのためには、新規アプリを立て続けにリリースしていく必要があります。それを実現するために、既存のウォーターフォール開発ではなく、仕様変更に対してもスピーディかつ柔軟に対応できるアジャイル開発を採用しました。

 

――具体的にどういうプロセスでアジャイル開発を進めたのでしょうか?

呉:私達が採用しているのはアジャイル開発の中でも最もメジャーなスクラムという手法です。スクラムでは、長期間の緻密な計画を立て開発していく従来の手法に対して、短期間の開発サイクルを反復していきます。この1回のサイクルをスプリントと呼んでいて、私達のチームでは1回のスプリントの期間は1週間もしくは2週間と決めています。1つのアプリをリリースするまでに6回のスプリントを繰り返しています。

前半のスプリントでは、ユーザー調査やアプリのコンセプトの設計、モックアップの作成。後半でアプリの実装やブラッシュアップ、脆弱性の対策などを行います。スプリントごとにレビュー、振り返りを行い、状況によっては次回のスプリントでの開発内容を変更します。

 

――アジャイル開発ならではの苦労ってありますか?

呉:計画段階で厳密な仕様を決めていないため、開発の方向性が途中で変更することが多いことですね。

「結婚活動ノート」という婚活中やマッチングアプリを使っているユーザーが彼氏(彼女)候補とのやり取りを記録していくことができるアプリを7月にリリースしました。このアプリの主な機能は、婚活中に複数の候補者とデートしたときの印象やエピソードを記録していくことで、相性を視覚的に表示してくれることです。

実は、この機能は当初から考えていたわけではありません。実際にユーザーインタビューやコンセプトの見直しを並行して行ったのですが、1回目のスプリントでのUIと最後のアプリのUIでは大きく異なります。アジャイル開発では、良くしようと改善を繰り返し、仕様を追加していくことで、当初の計画からずれてしまうことがあるのです。

スプリント1回目のUI


リリース時のUI

 

当初は複数の候補者を比較する機能が特徴だったが、ユーザーインタビューの結果、比較することで候補者の悪いところに目がいきがちになることがわかり、機能を変更した。

 

――仕様が変わっていく中で、プロダクトのコンセプトやタスクに対する認識を合わせていくことが難しそうですが、何か工夫されていることはありますか?

呉:各スプリントの開始前に、そのスプリントではどういうタスクを処理すべきか、チーム共通のダンボールのボードに付箋を貼りながら決めています。そうすることで、お互いコミュニケーションを取りながらタスクを決められるので、「なぜこのタスクをするのか」がチームの共通認識になるのです。 

また、部屋の片隅にダンボールのボードをいつも置いているので、どういうタスクがあるのかもすぐ目に入ります。デジタルなタスク管理ツールもいろいろと試してみましたが、このダンボールのボードが私達には一番あっていますね。  

 

青線でタスクの優先度を区切りスプリントごとのアクションを決めている。

 

――アジャイル開発によって、短期間でのアプリリリースを続けられていますが、今、振り返ってみて、いかがでしょうか?

呉:アジャイル開発の書籍や、そのノウハウが書いてあるWeb記事などをいろいろと読んできたのですが、それがそのまま今の私達のかたちになっているわけではないと思います。アプリのリリースを続けるなかで、とにかく動いてみるという姿勢で試行錯誤しながらチームの文化にあったアジャイル開発を見つけることができたのだと思います。アプリの作り手として、作ったアプリだけを見直すのではなく、その作る過程についても考察を続けることで、ユーザーに良いアプリを届けられるようになりたいですね。

 

――ありがとうございました。

 

呉さんがデザインを担当した「結婚活動ノート」はこちらよりDLできます。

 

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