寺社の奉納額は、代表的な絵馬ばかりではなく、色々な種類があるようです。字の場合と絵の場合があり、また、大願成就(伊勢参宮、難しい和算の解答(算額)など)、神社の社名、大大神楽の記念等々があり、実にさまざまです。かけてある場所が、屋外の軒下ですので、風雨によって、見えなくなってしまっているものも多いようです。かつての信仰の貴重な資料なだけに、なにか対策を考えた方がよさそうです。
愛宕神社(愛宕町10-5)
愛宕神社は火伏の神ですので、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、草薙剣(くさなぎのつるぎ)で、火を払ったという神話が描かれているのでしょう。
大井神社(飯富町3475)
奉献、心願成就として、願主14名が名を連ねています。大井神社には別棟の絵馬堂があり、沢山の奉納額が飾られています。
桂岸寺(松本町13-19)
大正4年に鉄砲町の講中によって奉納された二十三夜尊名の額です。桂岸寺の本堂には多くの奉納額がかけられています。
水戸八幡神社(八幡町8-54)
写真は現在の絵馬です。水戸八幡には、歌舞伎の市川男女蔵(おめぞう)が演じた「矢の根五郎」を、二世・鳥居清元が描いた絵馬が奉納されているそうです。
三湯神社(三湯町57)
昭和34年に奉納された、4名の連名による、伊勢等への参拝記念奉納額です。
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