建築をめぐる話・・・・つくることの原点を考える       下山眞司        

                     ☆ 2019年1月より、故人が残したものを順次、掲載して行きます。☆

慈光院・・・・片桐石州の感性

2006-11-10 08:52:25 | 建物案内

 「法隆寺」を観たあとの散策の終点「慈光院」のすばらしい写真があったので紹介。『原色日本の美術10 禅寺と石庭』(小学館)からの転載。素人にはこうは撮れない。

 「慈光院」は、大和郡山の西南の小泉にある。1663年(寛文3年)、小泉藩の藩主:片桐貞昌(さだまさ)石見守の造営。
 彼は「石州」とも呼ばれ、茶道「石州流」の祖。小堀遠州と比較されることが多く、この造営は、遠州の「大徳寺・孤篷庵(こほうあん)」に匹敵するという人もいる。
 写真の左手に奈良盆地がひろがっている(写真は、新興の建物群に埋め尽くされる前の撮影)。

このようなつくりの建物は、最近の法律の木造の規定では、つくるのは容易ではない。350年近く健在なのに、今なら《耐震補強》を要求されるだろう。
 どなたか、「耐震診断士」の方、診断してみては?

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