また《神話》がつくられた!?

2015-12-26 10:57:12 | 近時雑感
[変換ミス訂正 27日9.30]

車を運転しているとき、交通標識の「規定」どおりに運転していれば安全である、と思って運転している人は、まずいないでしょう。普通、視界の状況を判断して、速度はもちろん道路上のコースも決めながら運転していると思います。多分それは、各時点で起きるかもしれない事態を「想定」しているからではないでしょうか。
交通標識に従っていれば、絶対に安全に運転できる、などということは、それこそ絶対にあり得ないことなのです。
  私は最近、日が暮れてからの運転は、極力しないようにしています。夜間の「視力」に自信が持てなくなったからです。
  先日、免許の更新で、高齢者講習会に出てきました。幸い、「認知機能検査」は良好でしたが、暗い状況での動体視力は、悪くなっていました。

ところが最近、法の規定する「安全規定」に則っていれば(規定のとおりに為されていれば)絶対に安全である、かのごとき「判断」が為されました。
よくもまあ、そんな「判断」ができるものだ、と私は驚きました。原発再稼働の件です。

この「判断」は、端的に言えば、交通標識に従っていれば絶対に安全を保証できる、ということです。それで安全が確保できる、などということは、机上の論に過ぎないことは、福島で「実証」された筈ではなかったでしょうか?新たな《神話》が生まれたか?

多くの新聞もこの「判断」を論評していましたが、私の知る限り、明解・明快だったのは、東京新聞だったように思います。下に、25日付の同紙の「社説」とコラム「筆洗」を転載させていただきます。


   もっとも、再稼働を「歓迎する」論調の新聞もありました!!

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