日本の建築技術の展開-18 の補足・・・・妙喜庵のある場所

2007-05-05 19:10:23 | 日本の建築技術の展開

[追記:妙喜庵拝観について:5月6日1.11AM]

 京都盆地の中央を南下した賀茂川は、嵐山からきた桂川を合わせ、さらに琵琶湖からの宇治川、奈良からの木津川を合わせ、淀川になり大阪湾へ下る。
 この桂川(賀茂川)、宇治川、木津川の三本の河川は、ほぼ同じ場所で合流する。そこが天王山のふもと(地図参照)。

  註 かつて、たしか明治の頃まで、宇治川と木津川に挟まれた一帯には、
    広大な湿地帯、「巨椋池(おぐらいけ)」があったが、
    いまは干拓されて広大な耕地になり、さらには宅地化が進んでいる。

 天王山は、たかだか270mの山。淀川を挟んで対岸に140mの小高い山男山があり、岩清水八幡宮がある。
 この二つの山に挟まれた狭い谷間を淀川が流れ、かつての街道、JR東海道線、阪急京都線、新幹線がひしめきあって通っている。極めて狭く、京に行くにも、西に行くにも、かならずここを通らざるを得なかったので、昔も交通の要所、要害であった。
 天王山は、1582年(天正10年)、秀吉と光秀が、この山を奪い合い、結局は秀吉の勝利に終った。天下分け目の天王山、はここから生まれた言葉。

 妙喜庵は、JR東海道線の「山崎」駅の改札を出て、駅前広場のすぐ左手にある。
 そして、天下分け目の戦いのあったころ、秀吉が妙喜庵・待庵に立ち寄った、という話がある。
 
 近くには、水瀬(みなせ)神宮など社寺が多い。

 なお、サントリーのウイスキー工場もこの近くである。

 上掲の地図は、国土地理院発行 1/25000地形図「淀」の部分。

 妙喜庵は、1ヶ月前に申込をして許可を受ければ拝観可
 (往復葉書あるいは葉書同封で)
 ただし、団体および高校生以下は不可。志納料1000円/人(以上)
 写真は不可のはず
 少人数がよいと思います
 待庵内には入れません
 申込先:京都府乙訓郡大山崎町竜光56 妙喜庵

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