NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

♪お知らせ♪

★いきなりのフォロー申請は、申し訳ありませんがお断りさせていただいておりますのでご理解ください。                                        ★ブログ本文と関連性が低いコメントは、削除及びスパムとして報告させて頂く事があります。 また、名前が無記名(Unknown)のコメントも、削除させて頂きますのでご了承ください。

<10月の鑑賞予定映画>

「ふれる。」「シビル・ウォー アメリカ最後の日」「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」「八犬伝」

「グリーンブック」

2019年03月17日 | 洋画

~行こうぜ、相棒。あんたにしかできないことがある~

2018年  アメリカ映画  (2019.03.01公開)
第91回アカデミー賞 作品賞 ・ 助演男優賞 ・ 脚本賞受賞作品
配給:GAGA    上映時間:130分
監督:ピーター・ファレリー
脚本:ブライアン・カリー/ニック・ヴァレロンガ
美術:ティム・ガルヴィン
衣装:ベッツィ・ハイマン
音楽:クリス・バワーズ
出演:ヴィゴ・モーテンセン/マハーシャラ・アリ/リンダ・カーデリーニ
    ディミテル・D・マリノフ/マイク・ハットン/イクバル・テバ
    セバスティアン・マニスカルコ/P・J・バーン/ブライアン・ステパニック

<見どころ>
黒人ピアニストと彼に雇われた白人の用心棒兼運転手が、黒人用旅行ガイド
「グリーンブック」を手に人種差別が残るアメリカ南部を巡る人間ドラマ。
『はじまりへの旅』などのヴィゴ・モーテンセンと、『ムーンライト』などの
マハーシャラ・アリが共演。『メリーに首ったけ』などのピーター・ファレリーが
監督を務めた。アカデミー賞の前哨戦の一つとされるトロント国際映画祭で、
最高賞の観客賞を獲得した。

<ストーリー>
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップ
(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストの
ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として働くことになる。
シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、
二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う
彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。

<感想>
予告編から期待大でしたので、公開早々に鑑賞。

 
黒人ピアニスト・ドン・シャーリーを演じたのは、マハーシャラ・アリ。
とても知的で、品の良さを感じ、自分の主張を声高するのではなく、凛とした態度で
主張するというのが、とても素敵で好感を受けます。
逆に専属ドライバーのトニーを演じた、ヴィゴ・モーテンセンは、14k増のイタリア人を
熱演。あまりに太っていたので、最初ヴィゴだとわかりませんでした^^;
しっかりイタリア人になりきっていて良かった~。ラミ・マレックがいなかったら
きっと、彼がオスカー獲っていたかも。それぐらい素晴らしい演技と役者魂でした。

 
それにしてもたった50数年前なのに、南部の黒人差別の酷さには驚き。
特に、黒人専用のホテルとか、レストランでの対応、トイレ対応には腹ただしく感じます。
ゲストピアニストを招いて置きながら、物置部屋が楽屋とか、レストランには入れさせない、
お手洗いは外の掘っ立て小屋のようなところへ行け、と酷い有様。
こんな侮辱的な仕打ちを受けても、怒りを抑えて冷静に話すドン・シャーリーに
感銘を受けました。

印象に残ったのは、冒頭、黒人業者が飲んだコップを、トニーがダストボックスに捨て
それを、奥さんがため息つきながらダストボックスからコップを引き上げるシーン。

そんな黒人を毛嫌いしていたトニーが、演奏旅行で行動を共にするうちに、黒人への
偏見をなくしていく様子がとても自然で、時にはシリアスに、またはコミカルに描かれていて
最後まで飽きることなく鑑賞できました。

特に、ラスト、「手紙をありがとう」と奥様がシャーリーに言うシーンは良かったですねぇ~。
奥様は、わかってたんですね。

このラストは、最近の映画の中でベストな終わり方でした。

作品賞、納得の映画。まだ3月ですが、個人的に洋画部門のベスト3確定の映画となりそう。

映画館でぜひ!

点数:10点 (10点中)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする