NAO日和

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<4月の鑑賞予定映画>

「オッペンハイマー」「ブルックリンでオペラを」「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」「陰陽師0」

「世界にひとつのプレイブック」

2013年03月06日 | 洋画

~少しイカれたきみが、なぜか希望の光~

2012年   アメリカ映画  (2012.02.22公開)
本年度アカデミー賞 主演女優賞受賞作品
配給:GAGA    上映時間:122分
監督:デビッド・O・ラッセル
原作:マシュー・クイック  『世界にひとつのプレイブック』(集英社刊)
脚本:デビッド・O・ラッセル
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ブラッドリー・クーパー/ジェニファー・ローレンス/ロバート・デ・ニーロ
    ジャッキー・ウィーヴァー/クリス・タッカー

<見どころ>
それぞれに愛する人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、涙と笑いでつづる
ヒューマン・コメディー。オスカーで6部門にノミネートされたデヴィッド・O・ラッセル監督が、
人生の再起に懸ける男女をハートフルに描く。主演は、ブラッドリー・クーパーと
ジェニファー・ローレンス。さらにロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァーら
ベテランが脇を固める。


<ストーリー>
妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット
(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。
その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、
その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めた
ティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。

<感想>
精神的に病んでいる男女の再生物語・・・・・となると、暗いお話になりがちだが
シリアスな内容ながらも、コミカルタッチで描いていました。

私、予告編を観てるとラブストーリーかと思ってたんですが、家族愛を描いた方が
重きだったように感じました。

 
繊細な題材を、コミカルに描写してたのは面白いと感じましたが、ちょっと共感できない
部分もちらほら。これはお国柄の違いなんでしょうかね?
あと、躁鬱病でキレる場面とか、ちょっとびっくり。知り合いで同じ病気を患っている人が
何人かいますが、みんな鬱の時は、殻に閉じこもった状態なので・・・・。


物語には、ちょっと入り込めない部分もありましたが、そこをうまくカバーしたのが
主演の二人や、脇をがっちり固めたベテラン俳優陣。

ロバート・デ・ニーロのパパぶりには、もぅ泣けてきちゃいました。
この方、本当に演技がうまい。素晴らしい俳優さんです。

主演のジェニファー・ローレンスは22歳の若さにして、アカデミー主演女優賞を獲得。
この先、とっても楽しみな女優さんです。

精神的に不安定な人間を演じるのは難しいところを、さりげなく演じた主演の2人。
そして、どこかイタい人間ぶりを演じた、脇役のさりげない名演も光る作品でした。

点数:7点 (10点満点)

コメント (4)
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