NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

♪お知らせ♪

★いきなりのフォロー申請は、申し訳ありませんがお断りさせていただいておりますのでご理解ください。                                        ★ブログ本文と関連性が低いコメントは、削除及びスパムとして報告させて頂く事があります。 また、名前が無記名(Unknown)のコメントも、削除させて頂きますのでご了承ください。

<10月の鑑賞予定映画>

「ふれる。」「シビル・ウォー アメリカ最後の日」「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」「八犬伝」

「アーティスト」

2012年04月10日 | 洋画

~君と出会って、世界は再び色づきはじめる~

2011年   フランス映画  (2012.04.07公開)
第84回アカデミー賞5部門受賞作品(作品賞・監督賞・主演男優賞・作曲賞・衣装デザイン賞)
配給:GAGA    上映時間:101分
監督:ミシェル・アザナビシウス
脚本:ミシェル・アザナビシウス
衣装:マーク・ブリッジス
音楽:ルドビック・ブールス
出演:ジャン・デュジャルダン/ベレニス・ベジョ/ジョン・グッドマン/ベス・グラント
    ジェームズ・クロムウェル/マルコム・マクダウェル/ミッシー・パイル

<見どころ>
サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤と愛を
美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督が
メガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。
芸術家(アーティスト)であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落してしまう
スターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。
ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。
サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックな
ラブストーリーも感動を誘う。

<ストーリー>
1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン
(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台あいさつで新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。
その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほど
になったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。
一方ジョージはかたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず…。

<感想>
今年度アカデミー作品賞を受賞した映画なので、公開前から気になっていました。
 
サイレント映画は、チャップリンの映画を子供の頃、親と一緒に観させられたが
なにせ子供の頃なので、ほとんど覚えていないし、「なんで声がないの?」てな感じで
さっぱりわからないで観ていたから、こうしてまともにサイレント映画を観るのは実ところ
これが初めての私。 声がない分、映像をしっかり観なくては・・というのが無意識に働き
結果、寝ることもなく、しっかり堪能できた101分間でした。
まさに五感を研ぎ澄まして観る・・・ですね。


ちょっと驚いたのは、この作品がフランス映画だということ。 ハリウッドのお話なのにね。
  
3DやCGが昨今目立つ映画ばかりに見慣れていたので、こういうシンプルな作品を見ると
新鮮さと同時に、「そうよ映画ってこうなのよね」と思わせてくれます。
ストーリーはシンプルですが、↑の自分で抱擁するシーンやジョージがペピーに
つけぼくろをつけてあげるシーンは、なんともロマンティックで映画史に残るかもと
思わせてくれる名シーンだと思います。

だが、なんと言っても、この作品の影の主人公は犬でしょう!
 
もぅ、ジャックラッセルテリアのアビーが、可愛いすぎっ! こんな犬欲しい!

そして、ペニー演じたベレニス・ベジョのキュートなこと。
 
ベレニス演じたペピーというキャラがとにかくいいですね。

ただ、私は主人公のジョージにあんまり共感がもてませんでしたね。
サイレントからトーキーの変換期に乗り遅れたジョージは、自身で映画を撮るも失敗。
さらに世界恐慌で破産してしまい、妻から愛想就かされてしまい、飲んだくれて
落ちぶれる・・・でも、努力みられないし。プライドが邪魔しているのはわかるんだけどさ。
主人公が最初から最後まであんまり成長がなかったのが、個人的にはう~ん。
ペピーや運転手さんやワンコが健気なだけでに、余計それを感じちゃいました。

とはいうものの、この時代にあえてサイレント映画を作る、という発想は素晴らしい。
そして、「言葉」の音はないけれど、「音楽」なしではやはり映画は作れないんだろうな~
というのを感じました。いろんな意味で意義のある作品かと思いました。

ただ、個人的好みでは「ヒューゴ」のほうが好きかなぁ~。

点数:8点 (10点満点)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする