NAO日和

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<4月の鑑賞予定映画>

「オッペンハイマー」「ブルックリンでオペラを」「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」「陰陽師0」

「大奥」

2010年10月17日 | あ~か行の映画

~将軍は女、仕えるは美しき男たち三千人~

娘がどうしても観たい、というので、予想外の鑑賞となりました・・・。^^;

2010年  日本映画   (10.10.1公開)
配給:松竹/アスミック・エース      上映時間:116分
監督:金子文紀        
原作:よしながふみ      『大奥』~月刊「MELODY」連載 ( 白泉社刊)
脚本:高橋ナツコ
音楽:村松崇継
出演:二宮和也・・・・・・・・水野祐之進 (大奥で御三の間として仕える)    
    柴崎コウ・・・・・・・・・徳川吉宗  (八代将軍、合理性を重視し大奥の作法を嫌う)
    玉木 宏・・・・・・・・・松島      (大奥の御中臈の一人、出世を目論む)
    堀北真希・・・・・・・・ お信      (水野の幼馴染)
    大倉忠義・・・・・・・・鶴岡      (大奥No1の剣の達人。松島を恋慕している)
    中村 蒼・・・・・・・・・垣添      (大奥で衣服を仕立てる、呉服の間の少年)
    阿部サダヲ・・・・・・・杉下      (大奥に入って10年になる古参)
    和久井映見・・・・・・加納久通    (吉宗に仕える片腕的存在)
    佐々木蔵之介・・・・・藤波     (大奥総取締)

<見どころ>
男だけを襲う謎の疫病がまん延する江戸時代を舞台に、一人の女将軍に3,000人の
美男子たちが仕える女人禁制の男の園、逆大奥をめぐるドラマを描く異色時代劇。
第13回手塚治虫文化賞を受賞したよしながふみの人気コミックを、
「木更津キャッツアイ」シリーズの金子文紀監督が映像化。
女将軍を柴咲コウがなまめかしく演じるほか、彼女に接近する侍を二宮和也が好演する。
野望や嫉妬(しっと)、策略に愛憎など、業が渦巻く濃密なドラマに期待。

<あらすじ>
男だけを襲う謎の疫病が席巻して8割の男が死に至った江戸時代、
すべての重要な仕事を女が占め、男が体を売るという男女逆転の浮世と化していた。
その結果、一人の女将軍(柴咲コウ)に3,000人の美しき男たちが仕える
女人禁制の男の園、大奥が生まれ、ぜいを極めていたが、
そこに一人の若い侍(二宮和也)がやって来る。 (以上、シネマトゥディより)

<感想>
原作は、1巻のみ既読。 本編も、その第1章「水野・吉宗編」を映画化。

ぶっちゃけ、これを時代劇としてみたら大間違いかな。

原作でも書かれていますが、「これは日本の江戸時代とは似て非なる物語」と
必ず記載されており、いわゆるSF作品として扱われているので
それを踏まえてみないと、なんともみょうちくりんな作品になってしまうでしょう。
そこさえクリアすれば、冒頭から感じる違和感もやがて慣れてきます。
 
原作が漫画なので、男女逆転の世界を実写にすると、かなり変。

笑ったのが、吉原の遊郭。花魁が全部男だもんね。(かなり気色悪い

意外にサマになってたのが、この2人。↓
  
マゲ姿はいまいち似合わないが、玉木さんの演技は、かなり妖艶。いいねぇ~。
佐々木さんは、悪代官って感じで、これまた似合ってたかも。
で、この二人が、遠めシーンですが絡んじゃうのよねぇ~~。

さて、主演は嵐の二宮くんだったが、演技はやっぱりお上手。
ただねぇ~背が低いのが致命的。 イケメンがどーっと揃うシーンが何回かあったけど
他の役者さんはみんな背が高いから着物栄えがするんだけど、その中に混じって
二宮君がいると、申し訳ないが見劣りするのよ。ピンだと栄えるけどね・・・。
ここに来て、背の低さが致命的・・って感を受けました。

水野は、将軍・吉宗に見初められ、夜のお相手に抜擢されるが、将軍は処女。
最初に選ばれた男子は、“ご内証の方”と呼ばれ、
処女の将軍を破瓜する=将軍の体を傷つける為、お相手してから10日以内に
打ち首にされる・・・という決まりだそうな。
 
それを承知で相手をする水野。だが、そう仕向けたのは藤波と松島。

その陰謀を知った後の、吉宗の動きは爽快でしたね。
 
暴れん坊将軍並の勢いで、バッサリ成敗してくれました。

それにしても、馬で颯爽と出てくるシーンとか、返送して街の様子を探る姿は
「暴れん坊将軍」のまんま。やっぱり、そのイメージが強いんですかねえ~。

原作の発送がユニークだけど、話の筋がしっかりしていて、さすが「手塚治虫賞」を
受賞した作品です。それだけに、もう少し丁寧に扱って欲しかったというのが
正直なところ。 CGの陳腐さはいただけなったし、カメラワークもなんだか
TVドラマの域を超えていなかったような感じがするし、流れる音楽が軽い。
一番ドン引きしたのが、エンドロールの嵐の新曲。
これで一気に「映画」から「TVドラマ特別編」に格下げです。
とにかく合わなさ過ぎる・・・。

原作ファンは不満タラタラ、嵐ファンは大満足な作品でしょう。
個人的には、時代劇として観るのではなく、新発想な新?時代劇として
観たほうがいいと思います。
ですが、この程度のつくりだと、やはりDVDどまりでいいかなぁ~。

点数は、音楽があまりにマッチしていなかったので点数5ですが
玉木さんの演技が、あまりに妖艶なのと、阿部サダヲちゃんが、イケメンの中に
混じって、ちゃんと締めるとこでビシッと演技してくれてたので、1up。

点数:6点 (10点満点)

コメント (4)
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