み~つけた!

好奇心旺盛な主婦のいろいろ記

廃村・廃屋

2007-12-19 00:48:58 | Weblog
宇賀ダムの奥に消えた村がある

美濃地方から有馬一族が移り住み 九百年の時が流れた

かっては小学校が建つほど住民が住んでいたのに

あまりにも奥地のため 交通の便も悪く。。。。。

33年前に最後の一軒が一年を過ごして離れていった・・・・

その地へ 踏み込んでみた

村の入り口に 大きな「石碑」が 元の住人達の手で建てられていた 「証」 である

その先、橋は壊れ人が踏み入れるのを拒んでいるようだ

川を渡って、、、奥へ進んだが倒木などで道は消えている

落ちそうな木橋を渡り、高さ1.5m位だが崩ればケガをするだろう

それ以上進めず、沢に下りて進み廃屋を探した

川床が赤くなっている 鉄を作っていたのか。。。。

ウウッ 足が沈む 何 何

田んぼの跡らしい  あ むこうに

ついに 見つけた 

屋根は落ち。。。かろうじて壁と窓が。。。。

確かに住居の跡だが、、、、三十年という風雪で。。。。

瓶が転がっている

小さな電柱にガイシをつけたまま横たわって、、電気も通ってたんだ・・・・

みすぼらしく痩せた菊の花が二輪ほど咲いている。。。

かっては群がって住居の庭を飾っていたのであろう

午後三時。。。。人が溢れ、交通渋滞で賑わっている繁華街もあれば

同じ時間帯に、時が止まってしまった廃墟に私は居る

風の音と 小鳥のさえずりだけ。。。。。

タイムスリップして死の世界にいるようだ

それでも、平等に季節はやって来る 楓は真っ赤に紅葉していた

11月22日のことだった

あれから、一ヶ月・・・・・

今は 落ち葉に埋もれ寂しい冬の世界になっていることだろう

丹原の跡 のことです