二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

病院優劣の大差

2013-08-31 15:33:37 | Weblog
関係者の名誉のために本記事に登場する病院名は、実名は避け、
A総合病院と、S大学付属病院、としておく。
実はこのようにする理由は、もうひとつ有って、
  我が国では、たとえ真実のことでも、当事者の
  名誉を傷つける発言をすると罰を受ける、
  という法律がある。
如何にも「日本の法律屋」的なバカげた法律だが、
  そのバカな法律が権力を持つ時代と社会に生きて
  いる人間は、それに従わざるを得ないのだ。

真実が伝えられると当事者の名誉が傷つくような事実が、
此処にもあるという話
 、 を記事にする。
   ★ ★ ★
例のY君の細君がまた病気に罹った。 地元のS大学付属病院
の神経精神科に午前行き、気分が良くないと言って
午後には予定は変更して帰宅した。

ところで、地元に新設されたA総合病院では、
或る科で診察を受けた患者が別の科で診察を受けると、
先の科で申告した諸データは、次の科の医師の手元にも
既にある。  院内の全てのパソコンが連結されているので、
医師は初めて目の前に現れた患者でも、先の診療科で
提供された情報は、再聴取せずに(既知のこととして)、
必要な会話を進める。

一方、同一地域なのにS大学病院では、全く逆の状況である。
今回もY夫人は神経精神科の受診には、医師に、身長・体重
などから始めて、 克明に、長時間に亘って質問されたが、
それはA総合病院ならば無用な時間であった。

Y夫人は今迄にS大学病院の幾つかの診療科に罹っている。
S大学病院のそれらの各診療科の書類には上記のような情報は
既に記入されているのだが、神経精神科には先月が初めて
だったので、身長、体重、生年月日、から始めての
長時間に亘る聴き取り
、 となったのだった。

私のような技術屋から見れば、病院を替わるごとに、
X線検査、血液検査を繰返すのは、日本の医療システムの
欠陥だと思うのだが、同一病院内でも科が変わると、
この様な事をするのに呆れる。 でも、其処までは
まだ良い。 私が許し難く思うのは、次のことである。

   ★ ★ ★s
ところで神経精神科で出される薬を黙って呑み続けていた
Y夫人が、昨日ふと薬の説明文を読んだところ、
毎日飲む3種類の薬のうち、メデポリン錠の説明に、
  「めまい、いらつき、不眠、気持ちが悪い、
   身体がだるい、などが現れることがあります」

と書いてあるのを見てびっくり。 
Y夫人が、自分の症状として訴えていたことが、これらなのだ。

医師は何を聞いていたのだ、と思う、と言ってY夫人は怒る。
私も、その日の医師面接の時の録音を聞き直してみても、
非常に長く時間を掛けてY夫人が訴えている症状は、
上記の薬剤の副作用に記載されている事項なのだ。
身長・体重などに時間を浪費して会話している癖に
患者が最も訴えている事項が頭に入っていないとはなんだ、
と私も頭に血が昇る思いである。


   ★ ★ ★
今日病院に行く前に、Y夫人は医師にこの点を訊く
と言って出掛けたし、私も、その説明を聞きたかった。
残念ながら、Y夫人は、ボイスレコーダーの操作を間違えた
模様で、会話の記録が取れていなかった。
   ★ ★ ★
私の仲間たちは、今迄にも日本の医療に付いての問題点を何度も書いてきた:

▲ 「お医者様優遇税制」:[A-141]:[2011/10/6]
開業医優遇(新聞切抜)補足:[B-164]:[2012/1/21]
開業医優遇(新聞切抜残骸):[B-163]:[2012/1/6]
医師不足の原点(続):[B-138]:[2010/10/15]
開業医の高収入:[C-244][2011/2/23] 
開業医の高収入:[L-69][10/12/25]

武見に汚染された日本の医療システムにも、もうそろそろ、
社会的な是正運動が起こっても良い頃だと思う。


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2 コメント

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Unknown (HT)
2013-09-02 09:48:24
知人であるH君の奥さんは今も定期的に地元のM総合病院に掛っている。
H君は奥さんが検査のときは送迎を、医師の話があるときは一緒に立ち会っている。
H君が何時も感心するのはM病院の、医師、看護士から受付や誘導に至るまで何時も患者を客として応対している態度であるという。
そのH君もM病院に掛ったことがあるが、病状からH医大付属病院に回されたがここは、患者を対象としか見ていない応対に公的機関とはこのようなものかと腹を立てている。お役所的なのだと言う。
M病院では患者のデータを運搬する光景は皆無であるがH病院はカルテを積んだ車を看護士が運搬している光景を見かけるとH君は言う。
不思議ですね (二人のピアニスト)
2013-09-03 03:16:03
全く同様なことが別々の土地で見られるのは、何故だろう。 情報化社会などと謂われた20世紀が終わって、今や次の輝かしい21世紀に入っているのに、S大学付属病院とは呆れたもの、日本で唯一だろう、と私は思って、この記事を書いた。
文明の進歩への甘すぎる期待を、私は持っていたということだろう。 それにしても、○○総合病院という名の病院が別の土地でも似た様子であり、XX大学付属病院という名の病院同志がともに前近代的であるのは、何故だろう。 「大学付属」という組織に何か問題があるのだろうか?

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