美女平駅は立山ケーブルカーのに乗って7分、1.3kmの地点である。説明によれば、女人禁制にまつわる伝説を秘めた美女杉が立っているという。伝説によっても、その地名の由来がいくつかあるらしい。それで、この名に惹かれて調べると、美女のついた峠があり、さらに、乙女、姫には、美女と同じ地名の由来があり、湿地帯、くぼ地であることがわかった。
富山県立山の伝説 「美女平」地名の由来 つれづれ道草日記/ウェブリブログ
folklore.at.webry.info/201208/article_16.html
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立山は、佐伯有頼によって開山されたと言い伝えられています。
有頼には、許婚者の美しい姫がいました。
ある時、有頼に逢いたい一心で、立山に登ってきましたが、有頼は山を拓くまで帰ることは出来ないと、すげなく姫を追い返しました。
姫はしかたなく山を下りる途中、一本の杉に、「美しき 御山の杉よ 心あらば わが ひそかなる 祈り ききしや」と祈ったところ、後にその願いが成就して、二人はめでたく結ばれたと伝えられています。
そして後の世、この杉を「美女杉」と言い、この歌を三度唱えて祈れば、男女を問わず、わが恋は成就すると信仰されています。
また、この美女杉のある辺り一帯を「美女平」と呼ぶようになりました。
(「立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド」より引用)
http://baba72885.exblog.jp/7507302/
「美女平」「乙女峠」「姫」の地名由来
2007年 11月 22日
>高山から峠を越して下るとすぐ「美女ヶ池」があり、周辺には水芭蕉の群生地もある。近年はこの一帯を「美女高原」と称して、観光客の旅のロマンをかき立てている。福島県大沼郡昭和村野尻から三島町間方に抜ける「美女峠」は、「俎倉山1056m」の西の尾根から等高線に沿って山頂を巻いていく峠であり、峠につきもののへこんだ「鞍部」がなく、尾根の平坦部につけられた地名だ。島根県奥出雲町「美女原」は、大馬木川と雨川の間にある平坦地の地名だ。その場所は雨川の旧河道にあたり、低湿地になっていたと思われる。鳥取県江府町「美女石」は、日野川左岸の河岸段丘面にあり、背後の山地からのしみ出し水が豊富なところだろう。埼玉県戸田市「美女木(びじょぎ)」は、平野の低湿地帯にある「美女」地名である。「ぎ」は「場所・瀬戸際・限り」等の意味だろう。荒川を挟んで、対岸の埼玉県朝霞市田島の美女地区には小さな祠の「美女神社」がある。土地の人はその由来をはかりかねているが、ここは三方を黒目川と新河岸川に挟まれた湿地帯であり、水害に悩まされたところだ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/28 00:57 UTC 版)
(美女平 から転送)
美女平駅(びじょだいらえき)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂[1]にある立山黒部貫光立山ケーブルカーの駅。
世界大百科事典 第2版の解説
みだがはら【弥陀ヶ原】
富山県の立山西腹に広がる高原。標高は1500~2000m。東西9km,南北3kmに及ぶ。立山火山の第2期の活動によりできたもので溶結凝灰岩,新期安山岩類が主体の溶岩台地である。高原東方に地獄谷やミクリヶ池があり,東から西へ貫流する称名(しようみよう)川の浸食によるV字谷の末端には,高さ350mの称名滝がかかる。立山高原パークラインが通じ,夏季にはダケカンバ,チングルマなどの高山植物が茂る中を高原バスが走り,立山への登山者でにぎわう。
弥陀ヶ原
みだがはら
富山県南東部、立山(たてやま)の西側に広がる溶岩台地。古立山火山の第二活動期の火砕岩流によって形成された台地で、その上にその後の火山泥流がのっている。北側を称名(しょうみょう)川、南側を常願寺(じょうがんじ)川によって侵食され、広義には東の室堂平(むろどうだいら)(2450メートル)から西の美女平(びじょだいら)(1000メートル)に至る約9キロメートルをいうが、狭義には中央のもっとも広い地域を弥陀ヶ原とよぶ。南北は約2キロメートルで、最高点は2621メートル。ヌマガマ、イワイチョウ群落の高層湿原帯で、餓鬼田(がきだ)とよばれる池塘(ちとう)が分布している。斜面にはアオモリトドマツ、ダケカンバがみられる。立山高原バス道路が通じる。[深井三郎]
出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
富山県立山の伝説 「美女平」地名の由来 つれづれ道草日記/ウェブリブログ
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立山は、佐伯有頼によって開山されたと言い伝えられています。
有頼には、許婚者の美しい姫がいました。
ある時、有頼に逢いたい一心で、立山に登ってきましたが、有頼は山を拓くまで帰ることは出来ないと、すげなく姫を追い返しました。
姫はしかたなく山を下りる途中、一本の杉に、「美しき 御山の杉よ 心あらば わが ひそかなる 祈り ききしや」と祈ったところ、後にその願いが成就して、二人はめでたく結ばれたと伝えられています。
そして後の世、この杉を「美女杉」と言い、この歌を三度唱えて祈れば、男女を問わず、わが恋は成就すると信仰されています。
また、この美女杉のある辺り一帯を「美女平」と呼ぶようになりました。
(「立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド」より引用)
http://baba72885.exblog.jp/7507302/
「美女平」「乙女峠」「姫」の地名由来
2007年 11月 22日
>高山から峠を越して下るとすぐ「美女ヶ池」があり、周辺には水芭蕉の群生地もある。近年はこの一帯を「美女高原」と称して、観光客の旅のロマンをかき立てている。福島県大沼郡昭和村野尻から三島町間方に抜ける「美女峠」は、「俎倉山1056m」の西の尾根から等高線に沿って山頂を巻いていく峠であり、峠につきもののへこんだ「鞍部」がなく、尾根の平坦部につけられた地名だ。島根県奥出雲町「美女原」は、大馬木川と雨川の間にある平坦地の地名だ。その場所は雨川の旧河道にあたり、低湿地になっていたと思われる。鳥取県江府町「美女石」は、日野川左岸の河岸段丘面にあり、背後の山地からのしみ出し水が豊富なところだろう。埼玉県戸田市「美女木(びじょぎ)」は、平野の低湿地帯にある「美女」地名である。「ぎ」は「場所・瀬戸際・限り」等の意味だろう。荒川を挟んで、対岸の埼玉県朝霞市田島の美女地区には小さな祠の「美女神社」がある。土地の人はその由来をはかりかねているが、ここは三方を黒目川と新河岸川に挟まれた湿地帯であり、水害に悩まされたところだ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/28 00:57 UTC 版)
(美女平 から転送)
美女平駅(びじょだいらえき)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂[1]にある立山黒部貫光立山ケーブルカーの駅。
世界大百科事典 第2版の解説
みだがはら【弥陀ヶ原】
富山県の立山西腹に広がる高原。標高は1500~2000m。東西9km,南北3kmに及ぶ。立山火山の第2期の活動によりできたもので溶結凝灰岩,新期安山岩類が主体の溶岩台地である。高原東方に地獄谷やミクリヶ池があり,東から西へ貫流する称名(しようみよう)川の浸食によるV字谷の末端には,高さ350mの称名滝がかかる。立山高原パークラインが通じ,夏季にはダケカンバ,チングルマなどの高山植物が茂る中を高原バスが走り,立山への登山者でにぎわう。
弥陀ヶ原
みだがはら
富山県南東部、立山(たてやま)の西側に広がる溶岩台地。古立山火山の第二活動期の火砕岩流によって形成された台地で、その上にその後の火山泥流がのっている。北側を称名(しょうみょう)川、南側を常願寺(じょうがんじ)川によって侵食され、広義には東の室堂平(むろどうだいら)(2450メートル)から西の美女平(びじょだいら)(1000メートル)に至る約9キロメートルをいうが、狭義には中央のもっとも広い地域を弥陀ヶ原とよぶ。南北は約2キロメートルで、最高点は2621メートル。ヌマガマ、イワイチョウ群落の高層湿原帯で、餓鬼田(がきだ)とよばれる池塘(ちとう)が分布している。斜面にはアオモリトドマツ、ダケカンバがみられる。立山高原バス道路が通じる。[深井三郎]
出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)