文字論は文字体系による。
文字体系は表意文字、表音文字、表語文字、音節文字、単音文字、音素文字など、文字によるそれぞれの組織である。
また、文字論は言語学で記号論にもなる。
記号論的文字論と言うが、文字学を言語記号に捉えるようである。
文字そのものを漢字として意識する日本語では、漢字を取り入れて仮名の文字を編み出したところに文字の学問があるので、日本語の言語記号を漢字文字とすることは、言語記号とあいいれないところがあると考えられる。
言語記号の恣意性をそこに見るのはやはり文字に見る音形として聴覚映像である。
言語記号の、その模式図は弟子たちによって書き加えられたものか、概念に漢字が位置して、言語記号となるようである。
文字がとりわけ概念そのもであるなら、漢字とか仮名の関係はコトバそのもである。
ソシュールによれば「記号」とは、「概念」(concept)と「聴覚映像」(image acoustique)が表裏一体となったもの
聴覚映像 acoustic image
シニフィアン 聴覚映像 と シニフィエ 概念
'概念'を所記(sigunifie)、'聴覚映像'を能記(signifiant)とする、としているから「記号の恣意性」とは「概念と聴覚映像との恣意性」、あるいは、「signifieとsignifiantとの恣意性」ということ
「記号論的文字論へ向け て(その1)」
libir.soka.ac.jp/dspace/bitstream/10911/1096/1/KJ00004855674.pdf
塩田昇 著 - 1989 - 引用元 1 - 関連記事
言己号論的文字論へ向けてエ)くそのエ)」. は じ め に. 普通, 文字という と, 絵文字 (pict。gram, pict。graph), 表・意文字 (ide。-. 】gram) ide。graph), 表音文字 Cph。n0gram離〉 に大別されるが離, 第…番の亀. のは, ある程度の視覚記号上の抽象化が行われ ...
>河 野 六 郎先 生 の文 字論 は あ る意 味
で完成 され てい るの で,先 生 の御 専 門の 朝鮮 語学,漢 字音 研 究 に は縁 の ない私 の如 き
が そ れ を云 々す る}い わ んや そ れ に何 か を付 け 加 え る能 力 も資格 もな い訳 だ が,東 京
教育大 学 での先 生 の 文字 論講 義(1972-3年)で
「記号論的文字論へ向け て (その2)」
libir.soka.ac.jp/dspace/bitstream/10911/1097/1/KJ00004855681.pdf
塩田昇 著 - 1990
記号論的文字論へ向け て (その2)」. ーー. 加納氏は漢字の本性を記号論的に考えてみると称して Saussure に言及して. いるが, その Saussure 理解も浅薄である。 いく ら一般向けの害とはいえ, 基. 本となるシニフィ アン Csignmant), シニフィエ (signi丑邑) の ...
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
言語を書き表す体系としての文字について、その役割、表音文字と表意・表語文字、表音の種類、歴史、文字使用の心理、文字の社会言語学などを総合的に扱った文字の言語学の入門書。インターネットによって文字によるコミュニケーションが飛躍的に増えていることもあり、文字の実際的な重要性は増し、文字とそれによる書き言葉は、言語の本質に影響を与えるものと考えられるようになってきた。本書はこうした観点から、アジアの主要言語に通じた著者ならではの豊富な事例を挙げながら、現代の文字論をわかりやすく俯瞰する。
【目次】(「BOOK」データベースより)
文字とは何か/基本的な選択肢・意味と音/表語文字/音節文字/単音文字/子音と母音/母音記号の結合/分析と解釈/混合文字体系/文字の歴史/文字の心理言語学/文字の社会言語学
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
斎藤伸治(サイトウシンジ)
昭和37年、山形県南陽市生まれ。昭和61年、文学修士(言語学(英語学))(筑波大学)。平成元年、筑波大学大学院博士課程・文芸言語研究科言語学(英語学)専攻・満期退学。奥羽大学文学部専任講師、岩手大学人文社会科学部専任講師を経て、岩手大学人文社会科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)