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天地人と、気と

2018-05-27 | 日本語百科


気候と天候の違いは、数日から十数日のあいだ続く同じ様子が天候であるのに対して、15日周期を気候とする、と、日本国語大辞典は解説するようである。それでは、天と、気と、天候気候と言うから、どう違うか。まして、天気ともいうから、その区別があるのか、ないのか。気象学用語で区別があるようであるし、使い方によって人々が区別するところであるし、それほど難しくはない。天は変化でとらえ、気は変遷でとらえる、さてそれは何を見ているのか。天は空気をみて、気は大気であるから、地球を取り巻く気体のこと、いまでは通常、地球大気を意味することになる。その大気の組成は分析できるが、空気となると空を見て気を感じることとなる用法である。気はおそらく空気としてのときと、空気ではないときとを見て天気としたのであろう。空がなにもない、空になにかがある、そのなにかは水蒸気の寄る雲であって、その空気に雲が覆うと、空にある気の状態であり、その変化は降雨となり、また加えて風による天候である。風だけでなく、嵐となれば天が気を変える。

天気について、人気があり、地気がある。そのひとつはまた、読みようがある。じんき、にんき、そして、ひとけ である。この気は大いに人と人との間にあって、人の持つ気として意味内容を持つことになった。気の付く言葉であれば、その例になる。気持、気心、意気など。




じんき
【人気】
その地域・地区の人々の気風。 「この一帯は―が悪い」

にんき
【人気】
1.世間の評判。人々からの受け。 「―を博する」
2.じんき。

ひとけ
【人気】
人のいそうなけはい。 「―もない村里」




世界大百科事典 第2版の解説
たいき【大気 atmosphere】

地球の重力によって地球とともに回転している気体を地球大気といい,一般には大気といえば地球大気を指す。また,地球表面に近い部分の気体を一般に空気という。われわれをとりまく大気は高さ500km近くまで広がり,窒素,酸素,オゾン,二酸化炭素,水蒸気などが含まれている。大気は太陽からくる生物に有害な紫外線や高エネルギーの粒子をさえぎる一方,地球から宇宙へ熱が逃げてゆくのを防ぐ。



天候、気候、天気
世界大百科事典 第2版の解説きこう【気候 climate】地球を取り巻く大気の状態を表す言葉に気象,天気,天候,気候がある。これらはよく似た言葉で,しばしば混同して使われる......


一五日を一期として「気」といい、五日を一期として「候」という、と説明がある。また、天気と気候の中間の概念に天候がある、という。加えて、気象がある。


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