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国語、世論調査

2018-03-18 | 国語と日本語

よろん せろん また、世論の表記には、輿論があって、public opinion の訳語であるとする、輿論、世論が使われている。輿字は神輿、しんよ、みこしの表記に見える、いまや、人や物を載せてかついで運ぶ乗り物となる。辞書の補説に、>補説]当用漢字制定以前は「よろん」は「輿論」と書いた。「世論」は「せろん・せいろん」と読んだ。「輿論」は人々の議論または議論に基づいた意見、「世論 (せろん) 」は世間一般の感情または国民の感情から出た意見という意味合いの違いがある、よ‐ろん【×輿論/世論】の意味 出典:デジタル大辞泉 とあり、国語に関する世論調査、として行われてきている。




http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317732.htm

国語調査機関の設置
 明治二十六年、井上文相は字音仮名遣に関する諮問を落合直文、栗田寛、外山正一ほかの国語学者に対して行ない、その答申を受けて三十三年八月小学校令、同施行規則により「仮名の字体」、「字音仮名遣」、「千二百字漢字制限」を実施した。三十三年四月、前島密ほか七人の国語調査委員を委嘱したが、これは三十五年三月官制により国語調査委員会となり、加藤弘之委員長ほか委員一二人で「国語ニ関スル事項ヲ調査ス」る機関として発足した。この機関は、「普通教育ニ於ケル、目下ノ急務ニ応ゼン」ために、漢字の制限、字音仮名遣の改定、一語仮名造の改定ほかの調査を行なうこととし、「送仮名法」、「漢字要覧」、「仮名遣及仮名字体沿革資料」、ほか数多くの成果を発表した。

 この国語調査委員会は大正二年に廃止し、十年になって臨時国語調査会を設置した。そして「常用漢字表(一、九六二字)」(大正十一年)、「仮名遣改定案」(大正十三年)、「字体整理案」(大正十五年)、「漢語整理案」(大正十五年~昭和三年、一三回)、「常用漢字表ノ修正(一、八五八字)」(昭和六年)などを作成し、昭和九年十二月廃止となりただちに官制による国語審議会に引き継がれた。

国語審議会
 昭和十年三月文部大臣から国語審議会に対して、1)国語の統制に関する件、2)漢字の調査に関する件、3)仮名遣の改定に関すること、4)文体の改善に関することについて諮問し、さらに十七年七月これに追加して、5)国語の横書きに関することを諮問した。国語審議会は、これら諮問事項に対して、終戦までの間に、「漢字字体整理案」(十三年)、「仮名遣改定ニ関スル件」(十四年)、「標準漢字表ー常用漢字・準常用漢字・特別漢字の三種類から成る、計二、五二八字」(十七年)、「新字音仮名遣表」(十七年)、「国語ノ横書キニ関スル件」(十七年)をそれぞれ答申した。

 以上、前記の国語調査委員会のほかに、仮名遣の改定については臨時仮名遣調査委員会(明治四十一年五月~十二月)が、また、ローマ宇のつづり方については臨時ローマ字調査会(昭和五年~十一年)をそれぞれ設けたが、このうちローマ字に関しては、この調査会の成果をもとに、十二年九月内閣訓令でいわゆる訓令式のローマ字つづりを制定した。

 なお、このような国語調査機関の活動の活発化に即応して、十五年十一月に図書局内に国語課を独立させ、国語の調査、日本語教科用図書の編修、国語審議会の事務その他日本語普及の事務に当たることとした。




国語に関する世論調査 こくごにかんするよろんちょうさ
知恵蔵miniの解説
国語に関する世論調査
文化庁が1995年から毎年実施している世論調査。社会状況の変化に伴う日本人の国語意識の現状を調査し、国語施策の参考にすることを目的としている。無作為に抽出した全国の16歳以上の男女3000~3500人を対象に個別面接調査を行い、毎年度2200人前後の有効回答数を得ている。調査内容は、敬語の使い方、慣用句・熟語の誤用、「ら抜き言葉」や「さ入れ言葉」といった言葉遣いの乱れ、漢字の使い方や読み方、外来語の理解度など。結果はマスコミなどで取上げられ、毎年話題になっている。
(2012-09-24)
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報



デジタル大辞泉の解説
こくごにかんする‐よろんちょうさ〔コクゴにクワンするヨロンテウサ〕【国語に関する世論調査】

文化庁が平成7年(1995)から毎年実施している世論調査。漢字・慣用句・敬語・外来語などの理解度や関心度、会話や手紙といった言語コミュニケーションの現状など、日本語とその環境に対する人々の意識を調査し、国語施策の参考とするもの。全国の16歳以上の男女から調査対象を抽出し、個別面接形式で行う。

[補説]ことばの言い方に関する調査の例

愛嬌をふりまく
青田買い
足をすくわれる
怒り心頭に発する
石にかじりついても
上を下への大騒ぎ
押しも押されもせぬ
お疲れ様
汚名返上
お眼鏡にかなう
噛(か)んで含める
声をあららげる
古式ゆかしく
言葉を濁す
采配(さいはい)を振る
舌の根の乾かぬうち
舌先三寸
食指が動く
白羽の矢が立つ
心血を注ぐ
寸暇を惜しんで
雪辱を果たす
そうは問屋が卸さない
出る杭は打たれる
伝家の宝刀
取り付く島
寝覚めが悪い
熱に浮かされる
のべつ幕無し
腹に据えかねる
火を見るよりも明らか
二つ返事
物議を醸(かも)す
間が持てない
的を射る
目から鱗(うろこ)が落ちる
溜飲(りゅういん)を下げる
論陣を張る

ことばの意味に関する調査の例

雨模様
穿(うが)つ
御(おん)の字
確信犯
割愛
枯れ木も山のにぎわい
気が置けない
奇特
琴線に触れる
檄(げき)を飛ばす
号泣
姑息(こそく)
さわり
潮時
敷居が高い
失笑
すべからく
世間ずれ
ぞっとしない
他山の石
手をこまぬく
天地無用
時を分かたず
流れに棹(さお)さす
情けは人のためならず
名前負け
煮え湯を飲ます
煮詰まる
にやける
破天荒
憮然(ぶぜん)
噴飯物
まんじりともせず
やおら
役不足
やぶさかでない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例


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