現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

固有語と借用語

2018-04-09 | 日本語史

日本語をとらえる言語観によって日本語を記述すると、その立場はいくつか分けられる。もっとも普遍的なのは共時による。その一方で、通時における日本語の歴史は日本語の見方で変わる。そこに言語の視点を入れれば固有語という流れをどう見るかで、日本語の記述説明は異なる。すなわち、固有語に対しての借用語は日本語においていわゆる外来語であるかということがある。固有語という言語が歴史によって現れるのは、まさに歴史事実としての文献記録によるかどうか、その文字を仮名として表された日本語を見てそれを日本語とする記述は音韻による。日本語の音韻は、しかし、漢語漢字の発音によって表記を工夫し整理してきている。固有語と借用語を日本語としたという日本語の歴史を考えると外来語はそのままに借用語のひとつである。漢字における音韻をも日本語の音韻としているから、その立場をもてば、日本語の歴史は漢字漢語、かな文字による言語の記録を資料とすることができるということになる。



nippon名称の記録

国号に日本を表記するのは日本の国としての意識の表れであるから、それを求めて日本をとらえる。かつて、その議論のもとに、日本の表記が訓読をされていたとみる、やまとを国号としたと中国との......





nippon名称の記録
2017-04-08 09:32:29 | 日本語史
国号に日本を表記するのは日本の国としての意識の表れであるから、それを求めて日本をとらえる。かつて、その議論のもとに、日本の表記が訓読をされていたとみる、やまとを国号としたと中国との交易で考えたことがあるが、漢字表記をすれば、日本が漢字読みをされたであろうから、どのように貿易港から発音が伝播したかを思った。日本語の方から見れば、読みになるヤマトに、日本の表記をあてたのである。それは万葉集歌の書記に見る。大和はまた、和あるいは倭の表記で、おほやまとと訓じた。畿内国に記録されている名であるから、ヤマトと日本の表記による関係は淵源をたどる。日本語史として、やまとことばの歴史とするには、和語史でもよいわけであるから、それを国語史として見ることが行われてきた。しかし、国語史には、近世の国語国字の用法を受けて、近代の国語国字問題と変貌をして、明治期以降の学問名称として博言学に対する国学の流れを見た国語学である、その国語の見方がある。くにつまなび、くにつことばであった。日本語の名称を訓じたヤマトではなくて、にっぽん、そのもとするのは、歴史の表記によれば、日葡辞書の発音がそれを示しているとしたことがある。ただ、それには、じっぽん、という発音の捉え方もあった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。