松本の山崎歯科医院「残す」会が発足しました。
6月30日の地震で被害を受け、取り壊しのお話が出ていましたが、
明るいニュースを聞いて、ほっとしました。
ご支援をお願いします。
http://www.shinmai.co.jp/news/20110902/KT110901SJI090013000.html
8月の中旬に心配になって、松本の旧山崎歯科医院へ行ってみました。
行ったからと言っても、ただ黙って見ているだけですが、
重病人を見るような心持で、対面してきました。
信濃毎日から出ている藤森さんの「信州の西洋館」には、
信越線の建設にともないトンネルや橋のために赤煉瓦が焼かれるようになって、
信越線ぞいに明治24年ごろ長野市に入ってくる、というのがマア定説みたいな
ところで、赤煉瓦の先陣役の鉄道も届いていない明治20年代初期の松本に
はたしてそんなことがあっていいもんか。と書いてある。
日本煉瓦産の煉瓦としたら、のホフマン輪窯の1号窯が完成し、火入れをおこなったの
が明治21年9月なんで、旧山崎歯科医院はできたてほやほやの煉瓦ということになります。
その後、煉瓦の製造を行ないながら工場の建設を進めた(ホフマン輪窯2~3号は1号窯
で焼いた煉瓦で建設)とありますので、旧山崎歯科医院って凄いんですね。
山崎歯科医院の記事を偶然拝見して、ご連絡しました。ざんねんがら、保存叶わず、現在山崎歯科医院(国登録有形文化財)の解体が始まっています。
せめて、建築の終わり方についても、わずかな時間の中で共有し、赤レンガ拾いをしてこの建物を弔うことになりました。
急なことですが、8月26日にレンガ拾い・積み込みの参加者を募集しています。
http://www.facebook.com/events/373588596048013/373591612714378/?notif_t=plan_mall_activity
持物:軍手・底の厚い靴・ヘルメット・・・以上必須
その他に、ハンマー(金槌)・竹箕・ブルーシート
作業要領:山崎歯科にて軽トラックにレンガを積みこみ
仮置き場所に荷降ろし
軽トラックにて6~8往復(400kg×8=3200kg=レンガ1500個程度)