不思議なもの、胚 2010-01-08 14:52:44 | 読書 発育の初期でまだ独立しては生きてはいけない生体が胚と呼ばれるものである。 人の胎児がそれでその成長は最も不思議なものである。もともと受精卵と言う一個の細胞が分裂し、二つになり四つになって増加して行く。単細胞生物においては分裂した細胞はすぐに別れて離れて行くが胚ではそうはならず分裂した細胞は密着したままである。やがてこれらの細胞が不思議な事に分化し特殊化し皮膚細胞となり、筋肉細胞となり脳細胞となる。今、再生医学でもこの肝細胞と言われるもの研究が盛んである。 「竹内均の不思議メガネ」同文書院から