読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

紫と言う色

2008-11-02 11:13:40 | Weblog

英語関連のメルマガ(クリストファー・ベルトン氏の「忙しい人の為のワンポンイトレッスン」から引用させて頂く。

色を使った英語の慣用句が沢山有る。

{ In (into) the purple: 貴族、富豪の血筋
He was born in the purple, and attended all of the best schools.
彼は高貴な家に生まれ、数々の名門校に通った。

- My daughter hopes to marry into the purpoe, and is waiting for a knighton a white charger to come and claim her.
娘は貴族と結婚したがっており、白馬の騎士が現れて彼から求婚されるの
を待っている。 }

紫と言う色についてである。

この色は高貴な人を象徴する色らしい。上記メルマガの色を使った英語表現を読んでいて思い出した事がある。江戸時代三代将軍家光のとき「紫衣事件」と言うのが有った。最も位が高い僧に紫の衣を着る事が許された。これを許すのは朝廷で、皇室はその免許料を取って収入の一部にしていた。この免許権を幕府が朝廷から取り上げたのである。これに朝廷が抗議した事件で沢庵和尚なども処分された。紫と言う色は世界の何処に住んでいる人達にも高貴さを感じさせるものなのかと思った。

そう言えばオーム真理教の麻原も逮捕されたときに紫の衣を着ていた。余分な事まで思い出してしまった。