小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「住まい方を学ぶ」

2008-10-08 13:21:16 | 

人さまざま
 住まい方で人柄が分かる。ひとそれぞれ、各自のリビングスタイル
があって面白い。私は部屋の乱れは自分を反映させているようで、
朝起きるとすぐベッドを直し、ベッドかばーをなでてピンとマッ平らに
させる。寝る前に椅子の位置をキチンと訂正するのが癖。
黄金分割でないけれど家具の位置というのがとても大切だとと思っ
ている。
 
最近数ヶ月帰国する事になり、初めてエージェントに依頼し、住ま
いを貸す事にした。エージェントはいろいろの人を連れて部屋を見に
来た。
「ここに住みたい!」と叫ぶ人。
「私はダブルベッド以外に寝たことがないのでシングルベッドはどうも
・・・」という人。「プラントは面倒見れないのでのけてほしい」と言う人。
[何もかも大切そうにおいてあるので気になって暮らせない」と言う人。
ある人は
「ソファーがないですねー。あなたは何処でリラックスするのですか?」
と言われて、われながらハッとした。
そういえば私はソファーに寝転がったことがないし、椅子もシェーカー
やジョージ長島の椅子とかウインザーチェア、マッキントッシュなど、
持っていないけれども背中を真っ直ぐにして座れる椅子、クッション
のない椅子が好きだ。沈んでいくようなふわふわソファーに座るのは
嫌い。よほどの堅物なのだろう。
 柳さんがいらした頃の日本民芸館のウインザーチェアのあった応
接間などが私の理想的部屋だ。
考えてみると、想像をめぐらしアイデアを練るのが好き。そのときも
背中を真っ直ぐにして座っている。
疲れると散歩に出かけるのが私のリラックスする時。それも一生懸命
見渡して歩いている。友人が訪ねてくれたときなどはチャンスで100
%リラックスしおしゃべりが楽しい。
 どうも貧乏性の一つ覚え、何でも一生懸命の馬鹿タイプらしい。
「何処でリラックスするのですか?」の質問はソファー=リラックスと
いう、いままで考えた事もなかった発見でもあった。

チャーナー の椅子。クッションもなし。部屋が小さいので空間のある
椅子がいい。


装飾品で高価なものは何一つもっていない

リラックスできないからか、ウオールストリートのクラッシュのせいか
一人も決まらなかった。
がっかりもし、安心もし・・・知らない人が訪ねてくる
複雑な気持ちを
学んだ。




 


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